イノベーティブな人・組織が意図してつくる3つの余裕

2017.9.6


こんにちは。プロデューサーの田幡です。

 

今回は、「イノベーション」に関してお話をしたいと思います。

 

早速ですが、みなさんの所属されている組織(会社)やご自身の中で、

 

■イノベーションって、なんとなくイメージはできるけど曖昧で、何すれば良いか分からない…

■どうやってイノベーションを生み出せばいい?

■イノベーションを生めるよう人材を育てたい(雇いたい)!

 

といった悩み、問い、要望は出ていませんか。

 

そんなみなさんに、少し異なる確度からアプローチしてみるきっかけになれればと思います。

 

 

<イノベーションは“不可欠な”もの>

 

まず、今回は「イノベーション」という言葉の定義について深く言及することは避けます。(それはまた別の回に)

 

ここでは、イノベーション=新しい価値(商品・サービス)くらいで捉えておきます。

 

さて、ビジネスにおいて「イノベーション」という言葉が使われる時、その文脈や抱かれるイメージには2パターン存在しているように感じます。

 

  • 魅力的で有効なもの。生み出すもの。
  • 不可欠なもの。生まれるもの。

 

このイメージの違いは、その後の問い立てにも影響します。

例えば、冒頭に挙げたような問いも、前提のイメージの違いによって以下のようなニュアンスの違いが存在していませんでしょうか。

 

  • 「イノベーションを生み出す方法とは?」

社員がイノベーションを生み出せない。皆に身に付けさせるには?」

 

  • 「イノベーションが生まれる(or妨げる)環境条件とは?」

組織内からイノベーションが生まれない。皆から引き出すには?」

 

どちらが一概に正しいというのはなく、主語や目を向けているものによって変わります。

 

そして、その点で言うと、個人⇒組織⇒社会とマクロな次元にいくほど、②のイメージ・問い立てが必要です。

また、今年⇒3年後⇒10年後とより長期的視点(持続可能性)に立つ場合も同様です。

 

なぜなら、マクロになるほど、長期になるほど、無理のない状態や個人に依存しない状態が重要だからです。

言い換えれば、「強みを活かす」「多様性を活かす」となります。

 

逆に①の様なイメージや問いは、マーケティングについて考えるときに相性が良い捉え方です。

 

イノベーションについて考える時、まずは問いから変えてみてください。

 

 

〈今と未来を支えるバランスは8:2〉

 

では、「自然とイノベーションが生まれる環境」とは具体的にどのようなものでしょうか。

実際にイノベーティブな組織の事例にヒントを見てみましょう。

 

20%ルールというものをご存知でしょうか。

古くは、ポストイットで有名な3Mで1940年代から導入されており、現在はGoogleやHP、Yahoo!といった企業が取り入れている制度です。

 

「業務時間のうち20%は、自分の好きなこと(研究・開発など)に取り組んでよい」

という企業カルチャーやルールなのですが、この仕組みが示唆するものは、

 

■個人個人の興味や好奇心、強みが起点になる

■時間的余裕が重要である

■心理的余裕が重要である(“確実な成果”が求められない)

■手段的余裕が重要である(既存の商品などに囚われなくてよい)

 

ということです。

 

仮にみなさんが今「目の前のことに忙殺されているビジネスパーソン」だったとしら、憧れに近い共感を持つ仕組みではないでしょうか。

 

もし憧れや共感を持つとしたら、肌感覚ではその必要性や重要性を感じているのだとも言えます。

 

現に、優秀なビジネスパーソンを多く抱える上記の企業も、それくらい「忙殺させない」ことが重要だと認識しているということです。

 

「とはいえ、今日の飯は確保しなければいけない…」

 

そういった、一種のジレンマとのバランスをとった結果が、「20%」という数字のようです。

(ですので、企業によって10%・15%といった違いはあります。)

 

この20%ルールという仕組みによって誕生したと言われているのが、3M社のポストイットやGoogle社のGmail。

 

いきなりこのような大きな商品・サービスづくりを目指さずとも、まずはこの「余裕づくり」に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

ちなみに、弊社のイノベーションをテーマにしたマネージャー向け研修の中でも、「まずは棄てること=余裕をつくること」をポイントの1つとしてお伝えしています。

 

組織風土改革を担う方、チームの活性化を行いたいマネージャーの方は、社員・部下の創造性を高めるために、まずは5%からでもこのルールを取り入れてみると良いかもしれません。

 

 

<個人のライフスタイルでも同様>

 

今回は、主に組織づくりの目線でお話ししましたが、個人のライフスタイルに照らしても同じ様なことが言える気がします。

 

例えば、「週5日のうち1日は、仕事終わりに新しいことに挑戦する」を習慣にすると、自分のアフター6にイノベーションが起きるのかもしれません(笑)

 

私は、この話を聞いてから、「外部セミナー・勉強会への参加頻度」や「抱える案件の中で、より新しく挑戦的なものの割合」を気にするようになりました

 

今後弊社の活動の中で、また私自身の人生の中で、どんなイノベーションにつながってくるのか楽しみです。

 

 

最後に、、、

20%ルールとも関連する企業カルチャーの事例に、3M社の「ブートレッギング(密造酒づくり)」という興味深いものがあります。

20%ルールと共にポストイットの誕生を支えたもう1つのカルチャーといわれています。。

 

いずれ、こちらもテーマにお話ししてみたいと思います。


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