居眠り中の受講生が100%起きた奇跡の研修

2017.12.5


こんにちは

 

瀬戸山です。

 

今日は企業の研修設計担当の方に向けてのお話です。

 

一生懸命に研修設計をして、実施しているが

 

受講生が研修中に寝ている

 

やる気を感じられない

 

無理やり受けさせられている感が強い

 

というお悩みを抱えている方向けのお話です。

 

私も普段の仕事はあなたと同じく研修を設計する側です。

 

しかし、過去には様々な研修や講習を受講したことがあります。

 

その中でも特につまらなかったと感じて、居眠りをしたのは自動車講習です。

 

もちろん自動車講習は面白くすることが目的ではなく、交通ルールを守る大切さを学び

 

安全運転を心がけることが目的だと思います。

 

でも、あまりにもつまらなさ過ぎて、

 

ほとんどの方が居眠りをするので目的まで辿りつかないことが多いと思います。

 

今日はそんな私が以前に受けた、

 

自動車講習で体験した奇跡の5分間のお話をします。

 

どんな奇跡かと言いますと、

 

ほとんどの方が居眠りをしている中で、

 

唯一5分間だけ100%全員が起きて受講していた時間があったのです。

 

ではなぜ?その5分間だけは100%全員が起きて

 

自動車講習を受講していたのか?という秘密に迫るお話です。

 

この秘密を探れば、他の研修設計にも役に立ちそうだなと思い探究してみました。

 

【つまらない、眠い、帰りたい、3拍子そろった自動車講習】

 

私は以前、車の免許を取ってから3年目あたりに自動車講習を受けました。

 

道路交通法の改定知識や、運転者の心構えなどを学び

 

事故を起こさずに、安全に運転しましょうという内容のものです。

 

私も免許取得から時間がだいぶ経っていましたので

 

安全運転に対する知識や心構えなどを忘れている部分も多々ありました。

 

なので、この講習を機会にもう一度思い出そうと決心し望みました。

 

しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

 

なにが甘くないのかというと、

 

とにかく退屈なのです。

 

講習が始まり20分ほどが経ちました。

 

つまらない、眠い、帰りたい、もう無理だと思いました。

 

そして周りを見渡してみると、ほぼ全員寝ています。

 

かろうじて起きている方も、私から見ると顔にやる気が感じられません。

 

交通ルールを守る大切さなどを学びに来ているのに、誰もその目的を達成できそうにない。

 

これでは交通違反などは減らないなと思っていました。

 

【100%全員が起きていた奇跡の5分間】

 

しかし、この後予想もしなかったことが起こりました。

 

ほぼ全員が寝ていたはずなのに、5分間だけ100%全員が起きて受講していたのです。

 

気付けば私も、この5分間だけは真剣に講習を受講していました。

 

そして、“交通ルールを守ろう“と心から思いました。

 

後々、この日の出来事を思い返した時、この5分間の出来事しか私は覚えていません。

 

あとは全て忘れてしまいました。

 

しかし、逆に言うと、たったの5分間で自動車講習の1番の目的である

 

“交通ルールを守る大切さを学ぶ“ということが達成できたわけです。

 

すごいと思いませんかこの方法?

 

では、いよいよその方法をお伝えします。

 

その5分間の講習内容はこんなものでした。

 

【奇跡の5分間に何があったのか?】

 

結論から言いますと、5分間に全員で音楽を聞きました。

 

内容はたったのこれだけです。

 

実は、聞いた曲が重要なのですが

 

さだまさしさんの「償い」という曲を聞きました。

 

以下、引用します。

 

少し長いのですが、読んでみて下さい。

 

唯一この5分間だけ、100%全員が起きていた理由がわかると思います。

 

償い

作詩・作曲:さだまさし

 

月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに

 

必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった

 

仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと

 

飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 

僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ

 

たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ。

 

配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に

 

ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

 

人殺し あんたを許さないと 彼をののしった。

 

被害者の奥さんの涙の足元で

 

彼はひたすら大声で泣き乍ら

 

ただ頭を床にこすりつけるだけだった

 

それから彼は人が変わった 何もかも

 

忘れて 働いて 働いて

 

償いきれるはずもないが せめてもと

 

毎月あの人に仕送りをしている

 

今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た

 

しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた

 

それは事件から数えてようやく七年目に初めて

 

あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 

「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました

 

だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に

 

主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど

 

それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」

 

手紙の中身はどうでもよかった それよりも

 

償いきれるはずもない あの人から

 

返事が来たのが ありがたくて ありがたくて

 

ありがたくて ありがたくて ありがたくて

 

神様って 思わず僕は叫んでいた

 

彼は許されたと思っていいのですか

 

来月も郵便局へ通うはずの

 

やさしい人を許してくれて ありがとう

 

人間って哀しいね だってみんなやさしい

 

それが傷つけあって かばいあって

 

何だかもらい泣きの涙が とまらなくて

 

とまらなくて とまらなくて とまらなくて

 

いかがでしたか?

 

思わず感情移入してしまいませんか?

 

私は泣きました。

 

交通ルールは絶対に守らなければと心から思いました。

 

このように、

 

人にやる気を起こさせるには

 

①目的を伝えること 

 

②目的に対して共感できるストーリーが入っていること。

 

この2つがあると、人はやる気を出し動き出します。

 

私はこのような構成を、つまらない自動車講習に取り入れた教官の方々を絶賛しました。

 

“交通ルールを守って欲しい”という熱い想いから生まれた工夫なのでしょう。

 

あなたも研修を設計する時などにぜひ役立てて下さい。

 

応援しています!!

 

もし、ご相談等があればお気軽に連絡して下さいね。


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