転職すべき?しないべき? 転職に苦戦する人の特徴
皆さんこんにちは。アルヴァスデザインの石井です。
実はアルヴァスデザインには石井が2名おりまして、伴宜(とものり)の方です。笑
さて、アルヴァスデザインでは人材紹介事業も行っておりますが、実際に面談をさせていただく求職者には、転職意思が固まっている人もいれば迷っている人もいます。
基本的には、転職意思が固まっている人には転職支援を行い、迷っている人には対話を重ね一緒に転職する・しないを決めていきますが、今回は「今の状態だと厳しい転職活動になるかもしれない」と思う方の特徴をご紹介したいと思います。
①転職の目的があいまい
【特徴】
・第二新卒、若手に多い
・現職に大きな不平・不満があるわけではない
・周囲に影響され転職活動を開始
第二新卒、若手に多い特徴ではあるものの、全世代で同じことが言えます。
特に若手が多い理由の1つとして、転職サイトなどで多くのスカウトを受ける世代でもあり、また周囲で転職をする人も出てきて、その人から話を聞いて影響を受ける人も多い傾向にあります。いわゆる「隣の芝生は青く見える」パターンですね。
需要の多い20代であれば、仮に転職理由があいまいであっても転職はできると思いますが、次の転職先でも長く続かず、転職を繰り返す傾向が強くなります。
そのような方には「なぜ転職したいのか」「転職して何がやりたいのか」「自分の強みは?足りないものは?」と、自身の棚卸しを一緒に行っています。
その結果、現職に留まるという結論に至る方も多いので、まずは「自身の棚卸し」することを強くおすすめします。
②他責思考の人
【特徴】
・キャリアアップできない理由が「自分以外にある」と思い込んでいる
・自分の希望とは異なる部署への異動が多い
求職者と話をする中で「今の職場(環境)ではこれ以上キャリアアップできないので転職を考えています」というコメントをよく聞きます。
このコメントだけでどうこう判断する事はないのですが、
「では、どのような環境であればキャリアアップできそうですか?」
「キャリアアップできる環境になるよう働きかけや努力はしましたか?」
という質問をした時に明確に答えられる人が意外と少ないと感じます。
実際の職場環境を知らない人が聞いた時に「それだけ努力しても変化がない職場ではキャリアアップは難しいよね」と理解してもらえないと、仮に現実は違っていても「他責」と思われてしまう可能性もあります。
どんな企業・組織でも、100%自分の思い通りの職場は恐らくないと思います。そのため、面接時に「何かのせいにしてまた辞めてしまいそう」と思われないような書類作成、そして面接対応が必要です。
③異業種の現状把握ができていない
【特徴】
・1社で長年勤務している
転職が当たり前になっているこの御時世において、1社で長年勤務している方を評価する企業は多く、私もつい「凄いですね!」と言葉を発してしまいます。
ただ、最近はこの傾向にも若干の変化が生じています。、特に40代以降で1社経験の人は要注意です。転職後「環境の変化に適用できるか」という点で懸念を持たれるケースが散見されるようになってきているからです。。
同じ職種であってもメーカーとITでは社風や企業が求めるスキルはまるで異なります。入社してみないとわからない、というのが本音だと思います。、しかし、例えば1社経験でも「事業部間異動」や「出向」など、環境の変化を実際に経験し対応したことがある場合はしっかりとアピールするよう伝えています。
また、年収が高めの金融業界から異業界に転職する際にはかなりの確率で「年収」がネックとなります。同業他社の年収情報は知っていても異業種の平均年収には疎い人が多いです。実際に異業種の平均年収を聞いて「えっ、、、」という反応をする人は金融業界に属している人がほとんどです。
- 年収が下がることを許容できるか
- 下がるとしたら最低ラインはいくらか
- また結婚されている方であれば下がることをパートナーは了承しているか
これらは重要なポイントです。
最後の最後でどんでん返し
先程も少し触れましたが既婚者であれば「パートナーの理解があるかどうか」という点は非常に重要です。夫の転職を妻が反対することを人材業界ではで「嫁ブロック」と呼びますが、本人は転職する気満々でも嫁ブロックで内定辞退するケースは毎年一定数います。
既婚者の方は、転職活動を始めるタイミングで必ずパートナーに相談してください。
特に今はコロナ渦の影響で景気の先行き不安感もありますので、しっかりと話し合い、もしパートナーが反対するのであれば、転職はすべきでないと思います。
転職は今後の人生を良くも悪くも左右する可能性がありますので、妥協せず悔いのない転職活動をしてください!