部長層から未来の日本データーを創る

当時、新任部長が複数名出てくるというタイミングでした。しかし、その新任部長に向けた研修が無いという事が話にあがっていました。
また、別でちょうど教育体系を見直している所でもありまして、その中でも、部長に向けた研修は必要だろう、という話にもなっており、「何か良い研修は無いだろうか？」と探していました。それも、既存のコンテンツを当てはめて行うという事ではなく、自社にあったオリジナルの研修を行いたいなと思っていました。
複数社、比較検討している中で今回ご縁があったのがアルヴァスデザインさんです。

他社の提案と比較していかがでしたか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

他社は、決まったコンテンツの提供のみの提案であったり、カスタマイズはできるが、費用が高いという提案だったりと、バランスが取れていない印象でした。
しかし、御社は、単なる単発の研修だけではなく、前後のフォローアップもすべて網羅しながら、弊社に合わせてカスタマイズをして頂けるということで非常にバランスが良いと感じ、お願いすることにしました。

ありがとうございます。阿部様からも是非お聞かせ頂けますか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

弘原海が伝えた事が全てではありますが、強いて言うなら、弊社に寄り添って研修を組み立てて頂けるという、そんな提案をしてくださったことが一番の決め手となりました。決まったコンテンツではなく、日本データーらしい研修を手掛けたかった。そのリクエストに柔軟に応えて頂けました。

これまで部長向けの研修が無かったこともあり、部門ごとに経験やレベル感にばらつきがあるというのが課題でした。また、マネジメントに対する共通言語や共通認識が無い状況でした。
そのため、より視座を高くし目線を合わせる必要があるなと感じていました。
研修を提供することで、部長が経営層と同じレベル感の認識を持つという機会にしたいと考えていました。

阿部様は既に部長職でいらっしゃいますが、阿部様が部長になられた際は、研修はなかったのでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　

はい、私自身が部長になったタイミングでは、それこそ決まった研修はありませんでした。そのため、「自分で学ぶ」というスタイルでした。部署ごとに特性も違いましたし、必要なものも異なるだろうということで、自分自身で考え、各自で学んでいたように思います。

なるほど。自身で取捨選択して学ぶという事だったんですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ただ、現在は状況が異なります。社長の池も、「強い組織を創っていかなくてはならない」と日ごろから言っております。 確かに、弊社は会社規模としては大きくなってはいるのですが、「強い組織になっているか？」と言われるとまだまだ課題があると感じています。また、会社の成長スピードに皆がついていけてないのではないか？という事も感じていました。
「組織を強くするためにはまずは部長から」ということで、教育の必要性を感じていました。

全7開催のうち、初めの方は、研修を受けるだけでよいのでは？というようなスタンスで学ばれている方が少なくなかったと思います。背景には、これまで会社としてセミナーを受講したり、社外からのインプットを得たりする機会があまり無かったことが大きく影響していたように思います。
しかし、受講していくにつれ、受講生がのめりこみ、真剣になっていく様子がうかがえました。
最初は自分ごとではない所から、受講する中で、学んだ内容を自身の中で考えて、実践し、体験に紐づけて、自分の言葉で表現することが出来るようになっていった、と感じています。

回を重ねるごとに自分事化していった様子がうかがえますね。阿部様はどのような印象をお持ちでしたか？　　　　　　　　　　　　　　　　　

今回の施策は、「研修」といいつつも、いわゆる「座学」ではなく、「対話」で成り立っているという印象が全体として強かったです。そのため受講生が、研修の内容に対して、その場で質問し、リアルに回答をもらえる状況でした。ただ、最初は、講師に「答え」や「正解」を求めがちだったように思います。
しかし、藤田講師のファシリテーションの中で、「自分で考えるように」ということを、きっちりお伝え頂いたこともあり、回を重ねるごとに、受講生自身が「考えて自分の言葉で回答する」という風に変化したと思います。
特に一回目の回が重要で、自身と向き合う回になっていたと思います。その後は、共にやっていこう！というマインドが生まれていました。

オンライン開催だからこそ、全員が複数回集まり開催することが出来たと感じています。部長職のメンバーは日々、忙しくしているため、全国から毎回、一つの場所に足を運ぶとなると時間的に難しかったように思います。オンラインであれば、柔軟にスケジュール調整が可能なため、大変やりやすかったです。
また、普段は関わらない部門外のメンバーと会話し、連携を取る事ができたのもメリットであったと思います。
本施策が始まるキックオフの回として一度、集合の場をセットしたのも仕掛けとして良かったと感じています。

複数名の受講生に直接聞いてみましたが、「非常に楽しかった」という声があがっていました。そして、限られた時間だったこともあり「先生ともっと議論したかった」「もっと話したいことがあった・・」というような声もありました。

その他には、当初、話の内容については自身で勉強して理解していたので、受講する意味が無いのではないか？と思っていたが、実際は体系化し組み合わせナレッジ化することができたので非常に良かった！という声もありました。

また、グループワークが多かったので、受講生同士で話す機会があったことがとても刺激的だったという感想も見られました。特に、別部署のメンバーが何を考えているのか知る事が出来る機会を提供できたというのは良かったなと感じています。

研修後、自部署に戻り、学んだ内容を展開し、皆で考えて、言語化するという取り組みをスタートさせているというメンバーがいました。
他にも、部に帰って数名と話をしました、と早速1on1の取り組みをされたメンバーもいました。

また、「部長のミカタ」（←本施策のタイトル）どうでしたか？というような会話が生まれ、それに対する「想い」を自分の言葉で回答することができるようになっていました。
このように社内の共通言語が生まれたことは、成果の一つだと感じています。

事後課題に対するスタンスが回を重ねるごとに変化したなと感じます。最初は、経験が無いからどうしたらよいか分からない・・という所からのスタートでした。そこから、研修後に、現場に持ち帰って自分なりに考えて実践してみる、という風に変わったと思います。そのため、事後課題に対しても、前向きに取り組み、記載する量も増えました。また、記載する内容も、「自部門でこんな取り組みをしてみました」というような具体的な内容になりました。

アルヴァスデザインさんには、ポイントポイントでのオーダーもお答え頂けるとは思うのですが、今後は、弊社の全社の人財マネジメントポリシーを実現に向けてお力を貸して頂けたらと思っています。
弊社もポリシーを作ったもののこれから浸透させていくという段階です。その部分で強い後押しになって頂けるのではないかと期待しています。

今回、アルヴァスデザインさんには、寄り添って当社なりの研修を作って頂いたと感じています。河村さん、土岐さん、代表の高橋さんにも色々ご提案頂いて、当社に合う形で提案頂いたことがありがたかったです。アルヴァスデザインさんの提案力・営業力は凄いと感じているので、これからも今までと同様に、弊社に寄り添った提案を頂ける事を期待しています。

ありがとうございました！