ライバルを寄せ付けない方法がある。

公共団体や金融など、あらゆる分野のお客様に対して、システムインテグレーションを提供する会社です。お客様の要件に対してシステムを構築することがメインの事業です。
ただ、最近では従来のシステム構築に加えて、「世の中にあるテクノロジーを活用しながら、お客様に新たな価値を提供する」ということに取り組んでいます。
なかでも、今回研修を導入したITサービスペイメント事業本部は、小売り・放送・メディア・交通・観光などの業界のお客様に向けたシステム構築や、自社独自の決済総合プラットフォームの提供を行っています。また、新しい顧客体験の検討や提供を行っている部署もあります。例えば「レジ無しデジタル店舗」など従来のシステム構築ではない新しい価値を提供しています。

何か面白い研修を探してこようかな、と思っていました。皆がわくわくして受けてもらえるようなものを提供したいな、と。
我々が今、目指しているところは、「お客様に何かを提案できること」です。その提案できる範囲というのが、我々のITの範囲だけではつまらないな、と思っています。
少なくとも、お客様と同じ土俵でお客様自身のサービスを考えることが出来る、あるいは、テクノロジーの観点でお客様を超えた範囲で色々ご提案できるような人材が育って欲しいなと思っています。
もちろん研修を1度受けたからすぐに出来るというわけではないのですが、ちょっと刺激になればと思って今回、本研修を企画しました。

今、弊社に求められている事が、お客様の要求に対するシステム構築という事だけではなくなっているという事が背景にあります。最近では、従来のシステム構築に加えて、社内外の最先端のテクノロジーをインプットした上で、お客様とともにお客様の課題を解決していくことが求められています。
そのインプットの一つとして、エクスポネンシャル思考研修が適切ではないか、ということで実施に至りました。

我々のチームは、システムを構築するプロジェクトをお客様ごとに作り、それぞれ動いています。
ただ、そのプロジェクトを取り組む中では、ニュースで流れる程度のテクノロジーについて知る事は出来ても、それ以上の世の中の最先端の事や、より深いテクノロジーの情報は知らない、知る機会を持てないという状況になってしまいます。
各社員は日々のニュースやセミナー、勉強会等で最新のテクノロジー情報を収集しているものの、まだ不十分と認識している者もいました。また、テクノロジーの情報に加えて、それを「どうお客様に価値提供していくか」という所まではスキルとしては身につかない、という課題をよく聞いていました。
毎年行うお客様調査の中でも、「もっと最先端のテクノロジーを交えて提案してほしい」という声は必ず上がっていました。
そんな課題から、従来のシステム構築に加えて、最先端のテクノロジーについて学ぶ機会を作りたいと思っていました。

もともとTEDのビデオなどを弊社担当内で色々見ていて、これを皆にうまく伝えられる方法があれば良いな、と話していました。
そんな中で、シンギュラリティ大学の情報など色々と調査をしていた所、貴社の体験会を見つけ、参加してみました。その内容が非常に良かった、というのがきっかけです。
その体験会で講師として登壇されていた齋藤先生の講義のテンポが良く、講義の内容も良かった。さらには全然違う業種の方々と一緒のテーブルで会話する中で、ひらめいたアイディアがあり、それが非常に刺激的でした。自分ではとても出ないようなアイディアが出てきたのが面白かったです。
そんな体験をする中で「まさにこれだ！この研修を社員にやりたい！」と思いました。

研修受講者からのアンケート結果で、レベルの差はあれ全員から「他の社員にも薦めたい」という回答があり、とても有意義な研修が実施できたと考えています。
また、事務局から見たときにも、普段の業務ではなかなかインプットできないことを学べる場、普段は体験できないワークの場を設けられた事はとても良いことだったと実感しています。
また、思った以上に受講者がワークの中で活発に議論をしていて、受講者自身もこのようなテーマに興味があって、ニーズがあるのだなということを感じました。
齋藤先生も研修中に各テーブルを回ってくれたので、そういったフォローも良かったと思います。

昨年2018年度の開催時は、主に部課長層が受講しました。、部長層に受けてもらったことで、「これを若手に受けさせたい」というリクエストを頂く事ができました。そういう意味で昨年実施した意味があったかなと思います。
今年は、部長層の薦めもあってか若い層が受講しましたが、結構面白い議論が出ていて良かったです。若手層ならではの盛り上がり感もありました。内容については昨年も面白かったですが、今年は最先端情報がアップデートされ、面白いネタも入っていて、観点も新しく非常に良かったなと思います。

「普段インプットできないような最新テクノロジーについて、具体的な事例を動画などを含めて知ることが出来て大変有意義だった。」という声を聴いています。
また、少し違う観点でいうと、「研修内でテクノロジーの話を聞いて、自分たちが想像している以上に技術の進歩が凄まじいと危機感を感じた。」という良い意味での気づきがあったという声がありました。
また、「ワークショップを通して実践すべきアクションを体感できる点が良かった。」などという声も上がっています。

まずは、エクスポネンシャル思考研修の中で得た情報に刺激をうけることで、アンテナを高く持つようになれば良いかなと思います。研修で得た情報の中で何か一つでも深く調べてみようと思ったり、こういった情報をどこで取れるのかな？などとアンテナをはってキャッチをしていくという風になればまず最初のステップとしては良いと思っています。
その次に、「言われたことをやる！」ではなく、「お客様も知らないことを提案する」といった動きが出来るようになればと思っています。
次のステップとして、お客様への価値提供できるような提案は簡単ではないですが、インプットした最新テクノロジー等を頭に入れた上で、お客様のビジネスを検討し続けることが重要ではないかと考えております。

講師の齋藤先生がプロフェッショナル！
数、経験を積んでいらっしゃるので、
研修のテンポが非常に良くて、時間を無駄に使っていないという感じがしました。中身に関しても、常に情報がアップデートされていてとても良かったです。

今回、エクスポネンシャル研修を昨年に続いてお願いした1つの理由でもあるのですが、講師の齋藤先生が良かったなと思っています。ちゃんとシンギュラリティ大学で学習した有識者、いわゆる第一人者から直接講義をしてもらえる事に価値を感じました。よくある形式的な、ただひたすら話すという研修ではない所が他との違いだと思います。本当に知っている人から直接講義を頂く事で説得力もありましたし、新たな情報も頂けたのではないかと思っています。