ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits(ジェームズ・クリアー著 牛原眞弓 (翻訳) 2019年 パンローリング株式会社)~習慣を変えれば人生が変わる〜
こんにちは。荻原
です。本日のトップセールスの本棚は、インタビュー形式でお届けします。インタビューに答えてくださったのは、現役プロデューサーとして活躍中の米山さんです。
営業に役立つ一冊として「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(Atomic Habits)」をご紹介頂きました!是非、ご一読ください。
目次
1. 書籍について簡単にご紹介お願いします
荻原:簡単に書籍の紹介をお願いします。
米山:はい。本日ご紹介したいのは、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(Atomic Habits)』という本です。「習慣」「意思決定」「継続的改善」の専門家であるジェームズ・クリアー氏によって書かれた書籍です。発行部数は世界累計で1500万部を突破しており、世界で最も読まれているビジネス書の一つです。
「習慣の重要性」から始まり、どうしたら習慣を継続させることができるのか、具体的に何をすればよいのかなど、習慣の設定から習慣化するための仕組み作りまで体系的に教えてくれる素晴らしい本です。
荻原:累計1500万部とは凄まじいですね!?
米山:そうなんです!ちなみに、世界的に有名な「金持ち父さん貧乏父さん」、「7つの習慣®」、「チーズはどこに消えた?」などの書籍を抑え、わずか4年で1500万部の大ヒットを叩き出した今最も激アツな本でもあります!
荻原:なんと!?それはすごいですね!
2. 本書 との出会いは?
米山:確かInstagramで色んな良質な書籍を紹介しているアカウントを閲覧していたときにふと見かけたのが、きっかけだったと思います。
元々習慣についてとても興味があったことに加えて、全世界で1500万部売れている書籍ということもあり、速攻でポチってしまいました(笑)
習慣って、特定の行動を継続的に行うことによって、自分の中で最適化されて最終的には無意識でもできる、気づいたらやっている…みたいな状態のことだと思っています。また、最近の研究によると、人間の日々の行動の97%〜99%が無意識であるとも言われています。言い換えると、意識している割合は1〜3%しかないという事になります。
24時間のうち、ほとんど意識をしていないのであれば、無意識に目を向けられるかどうかでその後の人生が左右されるのではないかと思うんです。でも、実際、物事の習慣化って難しいじゃないですか?
荻原:難しいですね…
米山:世界的にヒットしているからには何か訳がありますし、何かヒントが見つからないかと思い購入しました!
荻原:そうだったんですね!確かに、世界の成功者の多くも習慣をすごく大切にされていますもんね。
3.得られた学びはありますか?
米山:人の「人生」や「これまでのその人の成果」、ひいては「その人のアイデンティティ」までもが身につけている「習慣」によって形成されている、ということが、改めて分かったことです。
荻原:アイデンティティもですか?
米山:アイデンティティもです!例えば、僕が毎日サッカーの試合を見ていることを周囲の人に話したり、サッカーの話ばかりをしたりしている、それを見た他の人は僕にどんな印象を抱くと思いますか?
荻原:それはもちろん、きっとサッカーが大好きなんだろうなと思います。
米山:ですよね!僕のことをサッカーが好きな人だなって思いますよね?そうやってアイデンティティは形成されていくんです。
それは、他人だけでなく、自分自身もそう思うようになるんです。サッカーをずっと続けてきたということは、俺、多分、サッカーが好きなんだな、といったように…。
つまり、良いことや悪いことを含めて、人生で継続的に実践している行動習慣はその人の人格をも形成することにつながるということなんです。
良い習慣を身につければどんどん素晴らしい人に変化していくし、反対に悪い習慣を身につけていくとどんどん自分が悪い方向に変化していくんです。
荻原:説得力がすごいですね。改めてAtomic Habitsが持っている力を感じました。
4. 印象に残っているエピソードは何かありますか?
米山:進歩と角氷の比喩ですね。
荻原:角氷?
米山:はい。四角い氷のことです。この比喩は、習慣がもたらした成果はある日突然訪れることを例えています。
例えば、寒い部屋のテーブルの上に角氷が置いてあったとします。仮にマイナス-10度だったとしましょう。ここで少しずつ温度を上げいきます。-9度、-7度、-5度、-3度、-1度、0度こんな感じでだんだん温度を上げていきます。-10度から0度は10度の温度上昇ですが、決して氷が溶け出すことはありません。しかし、0度から1度になった瞬間に溶け始めます。
これは、たった1度が氷を溶けさせたということを意味します。進歩とはこういうもので、変化の時は急に起こるんです。
毎日頑張って積み上げていったとしても、変化はほとんど目に見えることはないのかもしれません。しかし、ある日突然、それまでの積み重ねが功を奏し、目に見える形で成果として現れるようになるのです。これが、角氷の比喩です。
荻原:なんと!!こんなにも分かりやすい比喩は初めて聞きました!
米山:ありがとうございます。そう言っていただけてよかったです(笑) 一般的に私を含めた多くの人は何か頑張ってみようと思い立ったあと、頑張って続けていくと思います。
例えば、営業パーソンとして、日々思考錯誤することや研修先で学んだ内容を実践することもそうだと思います。毎日頑張って現場で実践していても、すぐにうまくいかないし、すぐに成果も出ない…。それを何回も何十回も繰り返す。けれども、なかなか成果が出ない。すると大抵の人はここで、やめちゃうわけです。心が折れてしまうんですね。
これは私の仮説ですが、多くの人は、直感的に「成長は直線的に起きると思っているのではないか」と思うんです。ただ、先の例でも分かるように実は直線的ではなく、曲線を描いて成長をします。なので、必ずどこかでブレイクスルーが起きるタイミングがあるんです。この角氷の比喩を知っているだけでも心は軽くなるので、私も辛い時は思い出すようにしています(笑)
荻原:米山さんのおっしゃる通りですね。私も肝に銘じます。
5.どんな人にお勧めしたいですか?
米山:日々忙しい人や、ずっと惰性で過ごしてしまっている人に特にお勧めしたいですね!
忙しいと自分の無意識に目を向けられないことが多くなります。ただ、人生は無意識の行動習慣の積み重ねで出来上がっているため、無意識を改善しないと、自分の理想とする人生は送りにくいです。だからこそ、日々忙しい人には、いかに習慣が人生に良くも悪くも影響を与えているのかを知ってほしいですね。
この本では、科学的事実や分かりやすいエピソードを交えて、多角的に習慣の大切さを教えてくれるので、一回読むだけで凄まじいインパクトを人生に与えてくれます。
6.無意識に目を向けるおすすめの方法はありますか?
米山:はい、あります。本書で紹介されていたテクニックで私が特に好きものをご紹介します!
荻原:なんと!それは楽しみです!
米山:やり方は非常に簡単です。自分が朝起きてアラーム止めてから寝るまでの行動を全て書き出して、それにプラスマイナスと点数をつけていくというものです。
自分の日々の行動ルーティーンは基本的に無意識で行われているので、この行動で無意識を顕在化することができます。すると当然、自分にとってのマイナスが出てくるわけです。ちょっとこの行動は、自分には悪習慣だな‥といった形で。そうしたらあとは簡単です。それをどうやって直すかについて書き出して実践するだけです!
書き出して、悪習慣を見つけては、潰していく…。これを継続するだけで最終的には自分の理想とする習慣を送れるようになります。もちろん、一筋縄では行かないかもしれませんが、ロジックは非常にシンプルなんです!
荻原:なるほど〜!確かにその通りですね!なんかゲームみたいで楽しそうです!
米山:確かにゲーム的な側面もありそうですね(笑) 自身の無意識と向き合う時間を作ると自分の理想とする状態により近づけるので、お勧めですよ!
荻原:なるほど!確かに。私も見直したい習慣や取り入れたい習慣がいくつかあるので、早速、Amazonで買って読んでみたいと思います!本日は、貴重なお時間をありがとうございました!
米山:こちらこそありがとうございました!
本日ご紹介した本のAmazonリンクはこちら⇒ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
【毎週月曜日配信】弊社の社員はじめ、トップセールス経験者が厳選した本をご紹介しています。
営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。
荻原エデル
社内では、デザイン関係や営業支援をメインで担当しています!最近は動画編集も始めました。
趣味は筋トレ、空手、映画鑑賞、読書。インドア人間です。
米山大輝
埼玉県出身。
新卒で大手スカウト·ヘッドハンティング会社に入社した後、アルヴァスデザインに入社。
サッカー歴16年だが好きな漫画は「スラムダンク」。
美意識が高く、最近は眉毛サロンに興味がある。
座右の銘は「当たり前はない」。