リーダーシップの旅(野田智義/金井壽宏 2007年 光文社) コロナ禍では営業現場を引っ張るリーダーシップが必要不可欠だ!
こんにちは。石井です。
季節は冬になり、一時期落ち着いていたコロナウイルスの感染者も、急激に増えております。営業現場でご活躍されている皆さんにとって、このニュースは受け入れがたいものであると思います。
しかし、コロナウイルスというのは、現時点では我々がコントロールすることができません。このような厳しい状況の中であっても、営業現場を引っ張るリーダーの存在が必要です。
本日は、リーダーシップという観点でこちらをお届けします。ご存知の方も多いと思います。2007年に光文社より出版された「リーダーシップの旅」です。
2021年以降に向けて、どのようなリーダーシップが必要とされるのでしょうか。皆さんにとって良い参考やきっかけになればと思います。
1. リーダーシップは身につけられるものなのでしょうか
リーダーシップというのは、数多くの学者が研究を重ねてきた分野になります。
「皆さんは、優れたリーダーシップを持つ人を5名答えてください。」と言われたら、どなたを答えますか?
・スティーブ・ジョブズ
・オバマ前大統領
・ドイツのメルケル首相
・ラグビー日本代表キャプテンのリーチ・マイケル
・所属している会社の上司や社長
などなど…
答えはさまざまだと思います。
さて、皆さんが頭に思い浮かべたリーダーシップを持っている方は、生まれつき持っていたのでしょうか?それとも、後天的に身につけたものなのでしょうか?
本書では、
リーダーというのは、後天的に「なる」ものだ
と定義しています。
リーダーという肩書を付けられたからリーダーシップが発揮できるわけでもなく、カリスマだけがリーダーシップを持っているわけでもありません。
では、リーダーに後天的に「なる」ためには、どのようなステップがあるでしょうか。
2. リーダーへの3ステップ
◇ステップ1:Lead the self
リーダーへの最初のステップとして、「自らをリードする」というのがあります。
リーダーとして、見えない未来に向けて、自らを奮い立たせ一歩踏み出す勇気が必要になるのです。
不確実性が高い時こそ、自ら率先して一歩を踏み出すことこそがリーダーシップへのステップ1なのです。
◇ステップ2:Lead the people
次のステップが、「人々をリードする」です。ここでいう人々とは、大多数の人を指しません。自分の周りにいる数人と一緒になって同じものを目指すチームのことです。
自ら率先して一歩を踏み出したリーダーには、フォロワーがつき、それがやがて組織になっていきます。
◇ステップ3:Lead the society
最後のステップが、「社会をリードする」です。フォロワーとともに、社会への影響力を発揮するときです。
先ほど書かせていただいた通り、リーダーとは生まれつきではありません。ここのステップ3にいるリーダーも昔は、ステップ1を超えた人たちなのです。今まさにステップ1にいる人に向けて、ステップ3にいるリーダーは大きな影響を持つのです。
3. おわりに
いかがでしたでしょうか。
コロナ禍によって、2020年は営業パーソンにとっては相当苦しい年であったと思います。2021年もこの苦境が続いていくでしょう。少しでも、リーダーシップへの考え方の参考になれば嬉しく思います。
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営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。