ALVAS JOURNAL

一分で話せ(伊藤羊一 2018年 SBクリエイティブ㈱) 若手営業ウーマンがおすすめ!ビビッときた本

こんにちは。株式会社アルヴァスデザインの中島です。

突然ですが皆さんは、人にわかりやすく話すことは得意ですか?
恥ずかしながら私は端的に話すことが苦手で、ついつい話しが長くなり要点を見失ってしまいがちです。なので、プレゼンなんてもってのほか、大の苦手です。

そんなことを、家族にポロッと相談したときに大学生の弟からおすすめされたのが、伊藤羊一さんの著書「一分で話せ」でした。

本コラムでは、私と同じ悩みを持っていらっしゃる方向けに、著書で学んだ要点をお伝えします。

 一分で話せ(伊藤羊一 2018年 SBクリエイティブ㈱)

この本の著者である伊藤羊一さんはソフトバンク社長の孫正義氏の前でプレゼンをしたご経験があり、その実体験をもとに学んだスキルがわかりやすくまとめられています。

実践の場が近い方にとっても、すぐに使えるスキルがたくさん入っているのでオススメです。

 

1. 人はあなたの話の80%は聞いていない

私は本の冒頭から、ハッとされられました。

“どんなにプレゼンが上手くできても、どんなに相手が好意的に話を聞いてくれていても自分が話したことの全てを理解し、頭の中に残っていることは不可能。「みんな人の話を聞いていない」ということを前提に準備を進めていく必要がある。”

いかがでしょうか。

例えばこんな経験はありませんか?
説明した直後に同じ内容の質問を受ける。(すなわち聞き手は聞いていない。)

そう、私たちが思っている以上に、相手は自分の話を聞いていないのです。

そんな前提を理解しつつ、人に伝える話し方をするためのテクニックとして紹介されるのが”一分” で話すなのです。

ただ、そもそも伝えたいことがたくさんあるから話が長くなるのだ。一分なんて無理だ。
そう思われる方もいるでしょう。私もその一人でした。

そんな私は、またハッとさせられました。
“一分でまとまらない話は、結局時間をかけて話しても伝わらない。”

では、どうしたら相手に聞いてもらえる話し方になるのでしょうか。

 

2. 一分で伝えるテクニック

本書ではプレゼンのゴールは相手を動かすことがゴールとされています。
本コラムではそれぞれの詳細は割愛しますが、ゴール達成のために下記5つのテクニックが紹介されています。

  1. 「主張」と「根拠」でロジカルに
  2. 「結論」を出す
  3. 「結論」を支える根拠は3つ
  4. いらない言葉・情報は不要
  5. 前提を聞き手と共有

皆様はこの5つのテクニックを普段からいくつ心がけていますか?また、できていると感じますか?

私は自分の話し方を客観的に見たときに、1のロジカルに考えることは比較的得意かなと思う反面、その他4つができていないと気づきました。

例えば、こんな恥ずかしい経験をしました。
頭ではロジカルに考えているのに、緊張によっていらない言葉や情報を付け加えてしまうことで、結局結論を支える根拠3つを言い忘れて結論が宙に浮いてしまう。

いわゆる頭が真っ白になり、何を言っているんだ私!!!そんな状態です。笑

 

3. 今日から始められること

上記のように人に伝わりやすい話し方をするのが不得意な私ですが、営業職たるもの伝えることから逃げていてはいけません。

冒頭で伝えたように、本書の著者である伊藤羊一さんはソフトバンク社長の孫正義氏の前でプレゼンをしたご経験がありますが、今ではこんなスキルを持っていらっしゃる方ですら当時は300回練習したといいます。

この事実を知り、「人に伝わる話し方をするのがとことん苦手だからこそ、相手に聞いてもらうための訓練を惜しみなく行ってみよう」と奮い立たされました。

上記基本の5項目がもう既にできているよ!という方は、本書籍の第7章ではシーン別の実践編が紹介されているので、第7章からやるべきことを発見してみるのもオススメです。

 

4. おわりに

コロナウイルスによって在宅ワークになったことで、社員との雑談は減ったもののミーティングの回数が増えて業務的な会話が多くなったり、商談をオンライン上で行ったりと、オフライン以上に人に伝わる話し方が求められる機会が増えていると思います。

私は、相手の表情がよく読めないオンラインミーティングや商談はとても苦手です。

しかし、自分の話す力を伸ばし、試すためのいい機会だと思って訓練に取り組みたいと思います。

皆さんも、こんなときだからこそ自分の話し方を振り返ってステップアップをしてみてはいかがでしょうか。

本日ご紹介した本のAmazonリンクはこちら⇒一分で話せ

 

〇トップセールスの本棚とは?

【毎週月曜日配信】弊社の社員はじめ、トップセールス経験者が厳選した本をご紹介しています。

営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。

ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。

医療機器メーカーでカテーテルを扱う営業を経験したあと
アルヴァスデザインにプロデューサー職として入社。
趣味は海外旅行とNetflix鑑賞。
好きなシリーズは1994年から2004年まで放送されたFriends。
好きな本「夢をかなえるゾウ」本から学んだ名言「一日何かをやめてみる」

RELATED ARTICLES よく読まれている記事

外部の視点からお客様に
クリティカルな意見を言う。
そういう営業は
これからも生き残る。