AIが当たり前になる社会で、求められる営業像とは
こんにちは、プロデューサーの石井です。
本日は、とりわけ注目を集めているAI(人工知能)について考えてみたいと思います。
弊社のコラムでも何度か紹介させて頂きましたが、下記は記憶に新しいのではないでしょうか。
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が、
「今後10-20年で、我々の47%の仕事は機会に取って代わられる。」
と論文で発表しました。
野村総合研究所からも、
「2030年までに、今ある49%の仕事がAIによって代替えされる。」
と発表しています。
また、これらのなくなる仕事の中に、いわゆる「訪問営業」も含まれていることは、営業にとって目を瞑りたくなるような事実かと思います。
では、AIが当たり前になる社会で、
「新しく必要となる仕事」について考えたことがありますか?
新しく必要となる仕事とは何でしょうか?
言い換えると、「人間にしか出来ない仕事」とは何でしょうか?
その一つに、
「人間が楽しいと感じること、ワクワクするようなこと」
を創り出す仕事があると考えています。
「何だ、結局営業とは関係ないのか。」
そう思われた方もいらっしゃるかと思います。
私は、今後の営業は
「何かを売るだけではなく、未来に向けて顧客と新しいものを共創する」
ことが求められると思っています。
弊社では、いわゆる営業職という人は存在せず「プロデューサー」という肩書で仕事をしているのにも、こういった背景があります。
話を戻しますが、では「人間にしか出来ない仕事」をするために、我々がどのような強みを発揮しなければならないのでしょうか。
私は、強みを発揮するために必要な要素の一つに、「離れた領域の得意分野」を2つ以上持つことがあると考えています。
今までは、「営業力と言えば、Aさん。」と言われていただけで合格点以上の成果を得られたと思います。
でも、これだけではこれからは不十分です。
もっと言うと、「離れた領域の得意分野」を2つではなく3つ持つことが必要になるかもしれません。
「営業力×プログラミング能力×デザイン力」
「営業力×音響技術力×ファッションセンス」
ここまでくると、AIではなく
「人間にしかできない」というところに到達できると思います。
そしてこれらの要素を持ちながら、
ワクワクするような「未来を創造する力」
こそが、営業に求められる時代になるのではないでしょうか。