苦しかったときの話をしようか (森岡 毅著 2019年 ダイヤモンド社)第三回:能力を高める3つのポイント
こんにちは、高橋です。
今回は、「苦しかった時の話をしようか」という本をご紹介します。
この本は、日本のマーケター兼実業家としてご活躍されている森岡毅氏の書籍です。
有名なストーリーとしては、USJの再建です。数々の戦略を打ち出し、USJの経営を回復させました。
前回は、森岡氏の書籍から第二弾として、「人生の目的」について考えてみました。
→苦しかったときの話をしようか (森岡 毅著 2019年 ダイヤモンド社)第二回:人生の目的
また、第一弾の「キャリア」については、下記からお読みいただけます。
→苦しかったときの話をしようか (森岡 毅著 2019年 ダイヤモンド社)第一回:キャリアとは?
今回は、どのように自身の能力を開発していけば良いのかを考えいきます。
目次
■能力開発で広がる可能性
ビジネスパーソンであれば、どの職種であっても、
- ~の能力を身に付けたい
- もっと効果的に仕事を進めたい
- 成長実感を味わいたい
というような、自身の能力開発について、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私は、株式会社アルヴァスデザインにおいて、営業およびマネジメント人材の育成支援を通じて、多くの方々の能力開発に携わってきました。
その中で感じることの1つが、能力が開発されると見える景色が変わり、キャリアをはじめさまざまな可能性の枠が広がるということです。
できることが増えれば、成長実感を持つことができ、同時に楽しい感覚にもなるでしょう。それによって、また新しいことを学びたくなるかもしれません。このようなサイクルを繰り返していくうちに、多くのスキルや知識を身に付け、新しいキャリアの扉が開くかもしれません。
このように、能力開発が人生の可能性を広げてくれる1つであると言えますが、本書ではそのために3つのことが大切であると説明されています。
■大切な3つのこと
私たちがビジネスをする上で、自身の影響により変えることができることはほとんどありません。多くのことが、私たちの力が及ばず変えることができないものです。
私たちは、自分たちが変えることができるものにフォーカスし、それを活かして成長していく必要があります。そのために、大切な3つの視点は以下になります。
その1:自分の特徴を知る
自分の特徴は何かを徹底的に考えてみましょう。
きっと、あなたにしかできない何かがあるはずです。過去の学歴や職歴、その詳しい部分まで踏み込み、自分の特徴は何かを考察することが大切です。
そして、その特徴こそあなたが活かすべき強みとも言えるのです。
その2:強みを磨く
強みを判別できたら、それを徹底的に磨く努力をしましょう。
自己学習、セミナー参加、コーチングなど、自身の強みを高めてくれる手段は山ほどあります。ぜひ、見つけた強みを磨きましょう。
その3:環境の選択
自身の特徴を知り、強みを磨く努力をしたら、最後は、どの環境に身を置くか、ここをしっかり見極めましょう。
自身の特徴や強みが生かしやすい環境と埋もれてしまう環境があります。
だからこそ、戦略的に自分で環境を選ぶことが大切なのです。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、能力開発の話をしました。私たちがコントロールできる範囲は極めて小さいです。そのため、あれこれと手を出すよりも、手の及ぶ範囲の事柄にフォーカスして、成長することが大切なのです。
自身の特徴や強みを見つけ、それを磨いていくことが大切です。また、自分の特徴と強みが生きる環境を戦略的に選ぶこと、ここに全力を投球することがキャリア形成におけるポイントです。是非、参考にしてみてください。
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営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。
高橋 研
代表取締役 CVO
早稲田大学大学院理工学研究科終了後、株式会社ファンケルに入社。
その後、30歳を節目に営業の世界に飛び込み、多くの会社の教育支援に携わる。
2013年株式会社アルヴァスデザイン設立。2018年「実践!インサイトセールス(プレジデント社)」出版。