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財務3表 実践ドリル(國貞 克則著 2010年 日本経済新聞出版)~営業パーソンに必要な会計知識を身に付ける~

こんにちは、石井です。

本日は、会計に関する書籍をご紹介します。

「アカウンティング」や「ファイナンス」という言葉を聞いたことがある方が大半だと思いますが、これらは経理関係の仕事に携わる方だけが知っていれば良いという風に考えられている方も少なくないはずです。

営業という仕事は、売上や利益などのKPI数値にばかりに目が行きがちですが、

  • 売上や利益がどのように設定されているのか
  • どのくらいのコストをかけているのか
  • コストに対してのパフォーマンスは高いと言えるのか

など、これらの問いを考えたことはありますか?

まだ考えたことがない、またはこれから考えてみたいという方は、ぜひ本書が良い参考になるはずです。

 

目次

    1. 本書をオススメする理由

    「なぜ、本書をオススメするのか?」という問いに答えることから、コラムをスタートさせたいと思います。

    理由は3点です。

    その1:素人にも優しいから

    本書は、経理関係の仕事を一切したことがない方も読めて理解できます。

    実際に、専門的な用語には解説がついていますし、専門的な話をかみ砕いて解説しているので、分からない単語と遭遇することの方が稀と言えます。

    また、図解で解説されている箇所がほとんどであり、長い文章を読解しなければならないということもありません。

    その2:ドリル形式で実践的だから

    図解が多いとは言え、読んでいるだけで理解できたのか、実践できるのか?という疑問はつきまといます。

    安心してください。笑

    本書は、「実践ドリル」です。実際に手を動かしながら、理解を深めることができますよ。

    その3:財務3表の関係性がわかるから

    財務3表とは、「貸借対照表(=バランスシート)・損益計算書・キャッシュフロー計算書」です。

    もちろん、これら1つずつの解説もあります。加えて、この3表がどのように関係しているのかということも解説されています。しかも、平易な具体例で解説しているので、とてもわかりやすいです。

    2. 会社は3つのことしかしていない

    会社は、大きくわけると、たった3つの活動しかしていません。

    活動1:お金を集める

    活動2:集めたお金を投資する

    活動3:投資によって利益をあげる

    これらが、どのように財務3表に記載されるのかイメージつきますか?

    本書の序盤に解説されているので、ぜひチェックしてみてください。

    3. 専門家になる必要はない

    経理関係の仕事につく予定がない方々にとっては、会計の知識を専門的になるレベルまで高める必要はないでしょう。

    私が現在学んでいるイギリスのリーズ大学のMBAコースでも、同様のメッセージを受け取りました。
    >専門家になる必要はないけど知らないといけないアカウンティング&ファイナンス

    ただ、その後に言われたメッセージがこちらです。

    「役職があがるほど、さらに細かい会計数字は見なくなる。ただ、それを知らないと意思決定がパワフルなものでなくなる。」

    ということでした。

    営業パーソンとして、キャリアを極めていきたい方々にとって、確かに会計の知識は自分の仕事と遠い存在かもしれません。

    しかし、キャリアアップして営業やマーケティングをまとめる役員になったら、当然のことながら会計の知識も活かしながら意思決定していくことになります。

    もちろん、営業活動をする上で「利益」「コスト」「お金の動き」などを理解しておくことは大切です。加えて、キャリアアップしていくと、会計の知識が必要になるということもおさえておきたい事実ではないでしょうか。

    4. おわりに

    いかがでしょうか。

    本日は、会計に関する書籍「財務3表 実践ドリル」をお届けました。ご参考になる部分はございましたでしょうか。

    私自身、大学時代に簿記のクラスがあったため、少しは会計の知識を持ち合わせていました。しかし、社会人になってからその知識を使用することは、なかなかありませんでした。

    しかし、いざ会計を学ぶと、営業パーソンにとっても理解しておくべき項目があることに気づかされます。

    会社の先頭にたって、売上を出している営業パーソンだからこそ、会計の知識を付けてみることで、社内外に対する影響力も高まるかもしれませんね。

     

    本日ご紹介した本のAmazonリンクはこちら⇒財務3表 実践ドリル(國貞 克則著 2010年 日本経済新聞出版)

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    営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
    ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。

    石井 健博

    ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
    営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
    趣味は、読書・英語学習・ラグビー。5歳息子のパパ。

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