ALVAS JOURNAL

じゅんびはいいかい?(末吉里花 2019年 山川出版社)(絵本シリーズ)絵本が教えてくれる知らない世界

こんにちは。石井です。

今回は、トップセールスの本棚での絵本シリーズ第二弾です。
仕事に関することで学ぶなら、ビジネス書!というのは王道の流れだと思いますが、時々絵本という視点の違ったところから、仕事を見つめなおすこともまた面白いものです。

絵本は文字が少ない分、絵から右脳が刺激され、イメージが豊かになったり、今まで考えたことないアイデアが浮かんだりもします。

今回は、「じゅんびはいいかい?」という絵本をご紹介します。
SDGs(持続可能な開発目標)をご存知の方も多いと思いますが、そのことが分かりやすく、そして生々しく書かれています。

 

今や営業とも切って切り離すことができないSDGs!
これを、絵本を元に考えてみましょう。

1. 知らない世界を知ること

皆さんは、チョコレートをよく食べますか?また、バナナは食べますか?
コットンでできた服を持っていますか?昨日魚を食べましたか?

いきなり、質問から始まりましたが、これらは私たちの日常に入り込んでいます。

では、チョコレートの原料であるカカオはどのように栽培されているでしょうか。

またバナナはどうでしょう。そして、コットンはどのように作られているかご存知ですか?
また、毎日のように食べている魚ですが、どのように捕られているか考えたことはありますか?

この絵本では、これらのことがリアルに描かれています。

私たちが生活をする上で、ごく一般的なことばかりなのにも関わらず、私たちはその背景をほとんど知りません。
まずは、これらの背景にあることを知ることから、SGDsへの理解が深まるかもしれません。

2. SDGsとは?

SDGsとは、「持続可能な開発目標」のことであり、Sustainable Development Goalsの頭文字をとったものになります。

持続可能な開発のために国連が定める国際目標で、17の世界的目標があります。


17の世界的目標の中での、「12:つくる責任 つかう責任」というところに、
まさしく合致するのが、今回ご紹介させていただく絵本です。

3. インドのコットン農家の平均寿命は・・・

では、冒頭で記載した質問の中から以下の問いをピックアップしてみましょう。

「コットンでできた服は持っていますか?
コットンがどのように作られているか知っていますか?」

私たちが着ているTシャツや使っているタオルですが、多くはコットンから作られています。
コットンは、虫がつかないように大量の農薬をまいて栽培されます。
もちろん、その農薬は人にも有害であるため、インドのコットン農家の平均寿命はわずか35歳と言われています。

また、大人だけでは人手が足りず、子供たちは学校を休み、コットン農家で働くということも日常的に行われているのです。

4. SDGsは注目されている

いまや、街中ではSDGsの看板、またスーツにSDGsのピンバッジをつけている方も増えています。
企業によっては、その取り組みをホームページに掲載していることもあります。

営業担当者としては、多くの人が意識しているSDGsに対して、見識を高めることは必須になってきています。
なぜならば、多くの企業が会社経営をする上でSDGsを意識しているため、
「SDGsに沿った提案をする」という機会は今後増えていくと考えられるからです。

 

5. おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は、SDGsへの理解を深めるために、絵本をご紹介させていただきました。
この絵本を読むとSDGsを完全に理解できるというわけではありませんが、SDGsを知るきっかけになると思います。
興味のある方は是非、手に取ってみてください。

本日ご紹介した本のAmazonリンクはこちら⇒じゅんびはいいかい?

〇トップセールスの本棚とは?
【毎週月曜日配信】弊社の社員はじめ、トップセールス経験者が厳選した本をご紹介しています。
営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。

ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
趣味は、読書・英語学習・ラグビー。3歳息子のパパ。

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