ALVAS JOURNAL

涙の数だけ大きくなれる(木下晴弘 2008年 フォレスト出版) 営業パーソンに悩みはつきもの。逆境に立ち向かう勇気をくれる一冊。

こんにちは。株式会社アルヴァスデザインの石井です。

私自身、営業が嫌になったことが何度かあります。

ひとつは前職のリコー時代で、頑張っているのに成果につながっている実感が持てなかったときです。その時に出会ったのが、この一冊です。

 

涙の数だけ大きくなれる(木下晴弘 2008年 フォレスト出版)

 

著者の木下氏は、もともと塾講師をされていました。

受験生は、多くの悩みを抱え逆境に立ち向かいます。

木下氏のエピソードも交えたこの本は、当時営業で悩みを抱えていた自分に大きな勇気をくれました。

 

1. 営業パーソンは孤独だ

私は、世の中の営業パーソンは孤独だと感じています。

 

ほとんどの営業は、一人でお客様先に行きます。

そして、ひとりひとりに数字という結果がつきます。

 

たとえ頑張っているかどうかをきちんと見てくれる上司がいても、実際に結果が出ないときはついネガティブな思考になりがちだと思います。

 

私自身がそうでした。

 

前職時代、飛び込み営業をはじめた当初は、思った以上に成績が出ました。

しかしある時、頑張っていても成績が出ない時期があったのです。

 

当時の上司は、頑張っている私に寄り添ってくれました。

しかし、私は「頑張っても成績が出ない自分を責めたい」という気持ちが強かったことを覚えています。

 

2. 心に残った佐賀北高校のストーリー

私は、この本の中で特に好きな箇所があります。

それは、「ミラー細胞」についての話が出てくる佐賀北高校の甲子園優勝のストーリーです。

 

ミラー細胞とは…

相手の気持ちを鏡のように反応する細胞のことです。

あなたが相手に対して思いやりを示すと、相手もあなたにシンクロするというものです。

 

佐賀北高校は2007年の夏の甲子園で優勝しました。

私も当時テレビで見ていました。

 

佐賀北高校は、県立高校です。

しかも非常に勉強熱心な進学校と聞きます。

もちろん、野球のエリートを全国から集めてはいません。

 

では、なぜ佐賀北高校が優勝できたのか?

それは、「ミラー細胞」と関係があるのです。

 

佐賀北高校は、試合中に相手選手が良いプレーをするとほめるのです。

 

・ナイスバッティング!

・ナイスキャッチ!

・ナイスピッチング!

これらの言葉は、普通だとチームメイトに向けます。

 

しかし、佐賀北高校は違いました。

相手チームにも敬意を払い、良いところは素直にほめるのです。

 

結果として何が起こったのか…

佐賀北高校に負けたチームが、どんどん佐賀北高校のファンになっていったのです。

 

勝利するたびにファンを獲得していった、佐賀北高校…

県立高校としては11年ぶりに甲子園で優勝したのです。

 

3. 自分の狭い価値観だけで生きない

私は、この佐賀北高校のストーリーを読んで考えました。

 

・相手に敬意を払う

・相手の良いところを素直にほめる

ということ…

 

そして、自分のせまい価値感だけで相手を否定しないということです。

 

自分がこのようなスタンスで営業をすれば、必ず相手にミラーとなって気持ちよく仕事ができるのだと考えるようになりました。

 

4. おわりに

営業パーソンは日ごろから、たくさんの人と会う機会があります。

ただ、一生かけて出会うひとは、世界人口から比べたらほんの少しだけです。

 

私は、身近にいる人を大切にしようと強く思いました。

 

今、営業をしていてとても孤独に感じている。

成績が思ったようにいかない。

そんなときは、ぜひこの本を手に取ってみてください。

 

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【毎週月曜日配信】弊社の社員はじめ、トップセールス経験者が厳選した本をご紹介しています。
営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。

ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
趣味は、読書・英語学習・ラグビー。3歳息子のパパ。

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