ALVAS JOURNAL

イノベーション・オブ・ライフ(クレイトン・M・クリステンセン 2012年 翔泳社) 仕事を通して幸せを感じるためのヒント

こんにちは。株式会社アルヴァスデザインの石井です

突然ですが、皆さんはご自身の今の仕事にやりがいを感じていますか?また、ご自身の生活に幸せを感じているでしょうか?

本コラムでは、クレイトン・M・クリステンセンの著書「イノベーション・オブ・ライフ」を通じてこれらについて考えてみたいです。

イノベーション・オブ・ライフ(クレイトン・M・クリステンセン 2012年 翔泳社)

この本は、今年亡くなったクリステンセン教授のハーバード・ビジネススクールの最終講義です。

私はこの本から、仕事を通して得られる幸せは「衛生要因」だけで決定するものではなく、むしろ「動機付け要因」が大切であるということを深く学びました。

「衛生要因」とは、いわゆる報酬・ステータスなどです。一見するとこれらを満たすことが仕事をする上で幸せに直結すると考えてしまいます。しかし、本当に大切なことは「動機づけ要因」、つまり仕事へのやりがいや成長実感、これこそが人生の幸せに直結すると書かれています。

 

1. 「衛生要因」・「動機付け要因」とは?

この本には、仕事を通して得られる幸せは「衛生要因」よりも「動機付け要因」を重視すべきだと書かれています。

では、これら2つの要因とはどのようなものなのか、改めて整理してみましょう。

ハーズバーグ(アメリカの臨床心理学者)により、二要因理論(衛生要因・動機付け要因)が提唱されています。

■衛生要因
これは、「報酬・ステータス」「職場環境」などを指します。報酬が高まれば、人生の満足度は高まると感じる人ももちろん存在すると思います。

しかし、クリステンセン教授は「衛生要因はなければ不満足につながるが、潤沢にあることによって満足につながるものではない」と考えられています。

 

■動機付け要因
これは、「仕事へのやりがい・達成感」「成長実感」などを指します。

これらが満たされると、仕事へのやる気や積極性が高まり、結果として幸せにもつながると考えられています。

 

2. 本当に「動機付け要因」は大切なのか?

人それぞれの価値観があるため、必ずしも「動機付け要因」が「衛生要因」よりも大切であると考えない方もいるかと思います。

ただ、どちらが大切かという議論は一旦置いておいたとしても、私自身「動機付け要因」の大切さを感じざるを得ない体験をしました。

私は東京理科大学を卒業後、株式会社リコーに入社しました。仕事内容としては、国内営業や事業戦略など幅広く経験させてもらいました。大企業ということもあり、福利厚生もかなり充実していました。仕事の内容については、可もなく不可もなくという状況が続いていました。

ただ、「本当に自分のやりたいことって何なのだろう」という問いは自分の頭から離れませんでした。

自分なりに自己分析を進めていくうちに、「もっと負荷の高い環境に身を置きたい」「もっと責任のある仕事をしてみたい」と考えるようになりました。

これが今思えば「動機付け要因」だったのだろうと思います。

親は、「せっかく大企業に入ったのだし」と反対すると思ったので、一切相談はせずに3年を待たずに現在の株式会社アルヴァスデザインに入社しました。

 

もちろん、現状には満足しきれていない部分もありますが今は仕事に対して、よりやりがいも感じていますし、成長している実感もあります。ただ、自分は「動機付け要因」を重視して仕事を選択して良かったと感じています。

そしてもちろん、「転職をしましょう。」ということを言いたいわけでもないですし転職を決断した自分を褒めたたえたいわけでもありません。

ただ、自分の「動機付け要因」が何かを考えることは大切であると感じるのです。

 

3. 自分なりの「動機付け要因」の見つけよう

何が自分の「動機付け要因」なのかというのは人それぞれだと思います。もちろんそれは、すぐに見つかるものでもないし、途中で変わるものなのかもしれません。

ただ、一見認識しやすい「衛生要因」だけではなくしっかりと見えにくい「動機付け要因」にも目を向ける必要があるように感じます。

参考までに、私自身が日々大切にしている問いを記載します。

  • 仕事を通して成し遂げたいことはなにか
  • どんな仕事をしているときにやりがいを感じるか
  • 会社にどのような貢献をしたいか
  • 仲間と一緒に何を創造したいのか
  • 自身にはどのような強みがあるか、またそれはいつ発揮されているか

4. おわりに

自分は今年で30歳になります。キャリアについては、まだ悩むことも多いだろうと思います。

ただそんなときは、「動機付け要因」は何かを考えたいと思います。

その中にヒントがあると信じていますし、仕事を通して幸せを感じることができるキャリア選択にもつながると思っています。

 

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