「営業を楽しむ」、その発想から生まれたのがプロデューサーという職種
こんにちは。高橋です。
本日は、アルヴァスデザインに「プロデューサー」という職種が生まれた背景についてお話したいと思います。
目次
1. 皆さんは営業を心から楽しんでいますか?
いきなりの質問ですが、皆さんは営業が好きですか?そして、楽しいですか?
きっと、この質問の答えを考える際に、過去の営業シーンで良かったこと、思うようにいかなかったことなど、頭の中を駆け巡ったことかと思います。
私自身は、心の底から営業を楽しいものだと思っています。そして、営業をする方も、営業をされる方も、楽しいと思ってほしいなと思っています。
ただ、こんな私ですが、営業を心から楽しむということを堂々と言えるようになるまで、様々なことがありました。皆さんと同じように、良いことも思うようにいかなかったこともたくさんありました。もちろん、「これではダメだ、もっと成長しないといけない。」と今でも、日々感じることもあります。
こういった良いことや思うようにいかないことを抱えながらも、なぜ私がここまで営業を楽しいと思えているのか。本日は、その話をさせてください。
とある営業への考え方を知ってから、営業への捉え方が大きく変わり、そして営業を心から楽しめるようになった話です。
2. 弊社に「営業職」はいません
弊社は、「営業」という言葉を中心に、人材開発と人材紹介のビジネスをしています。しかし、弊社に「営業職」は存在しません。
私たちは、お客様と接点を持つ人間を「プロデューサー」と呼んでいます。少し響きがカッコイイですよね。でもしっかりと、そこには意味を込めています。
佐々木直彦氏の著書「プロデュース能力」によると、プロデュースとは
一つのビジョンのもとに、人々の力を借りて「新しい何か」を創りだし、現状を変えること
と定義されています。
私は、この定義にとても共感して、「プロデューサー」という職種を作りました。
弊社は、
営業する/されるが楽しい世の中の実現
をビジョンに掲げています。
このビジョンを元に、社内外のメンバーとともに、現状を打破して、未来を創造していく、そんな存在でありたいと思っています。
「営業職」という名前にしてしまうと、ただ数字の目標を追いかけて販売をしてくる職種というイメージが強くなってしまいます。もちろん営業として、売上を出すことも必要ですが、それ以上に、お客様の未来をプロデュースする存在でありたいと思っています。
こういった想いから、弊社は「営業職」ではなく、「プロデューサー」なのです。
3. 「営業」という言葉の捉え方が変わった
すごく極端な話をしますが、10年くらい前、私が会社員時代のころです。その時、私は「営業とは稼ぐことで価値を発揮する」と考えていました。お客様にお役立ちすることで、その対価として売上が出るわけですが、結局「営業は数字を出してなんぼだ。」そう思っていたわけです。
しかし、とある本と出会いその考え方がガラッと変わりました。それは、前述した佐々木直彦氏の著書「プロデュース能力」です。その本を読んで、私はお金を稼ぐよりも、大切だと思えることを見つけたのです。
それは、色々な人を巻き込み、新しいものを創り上げていくことです。これがまさにプロデュースです。
お客様の目先の問題解決だけにとらわれず、お客様の未来を一緒に創り出していく、そんなダイナミックで、とても魅力的な仕事こそ、営業であると思えるようになったのです。
今では、私の目指したい営業スタイルとぴったり重なり、会社経営の軸にもなっています。
4. ビジョンを実現のために(まとめ)
私の肩書は、代表取締役CVOです。日本では、まだ珍しいのですが
「Chief Visionary Officer」
という意味です。
ぜひ、皆さんが掲げているビジョンを実現するために、一緒に伴奏する一人でありたいですし、ともに良い未来を創っていけるような会社でありたいなと思っております。