社員の成長を応援する制度~弊社の学び予算について~

こんにちは。高橋です。
本日は、弊社の「学び予算」という社員の成長を応援する制度についてお話いたします。
目次
1. 学び予算ってなに?
弊社の人事制度の一つに、学び予算というものがあります。
学び予算とは、各個人が学びに対して自由に投資して良いとされている1人あたり数10万円規模の予算です。
学び予算の条件は、「目的を持つ」「学びきる」「社内へ還元する」の3つです。
この3つを守れば、基本的に自由に学んでOKというのがこの制度になります。
2. 学び予算を導入したきっかけ
学び予算を導入しようかなと思ったきっかけは、3点です。
1つ目は、教育を提供している我々がお客様のロールモデルになるくらい学ぼうと思ったからです。お客様には学びを提供している以上、我々もしっかりと学び、学んで得られたものを、またお客様に提供するという循環を作りたかったのです。
2つ目は、弊社メンバーのキャリアの中で学びを活かしてほしいからです。弊社は、長い間勤め続けるメンバーも歓迎しますが、いつかは卒業して大活躍するメンバーも育てたいと考えております。そうなると、学びは大切です。輝かしい将来に羽ばたくメンバーを応援したいという想いも、この学び予算に含まれています。
3つ目は、お金が壁になって学びをストップする社員を作りたくなかったからです。私自身の話になりますが、人生で何度かお金が壁になり、学びを止めざるを得ないことがありました。そんな経験から、社員には同じような想いをさせたくなかったのです。
3. 学び予算で得られるもの
学び予算で得られるものは、「新しい見識」と「新しいご縁」です。
前者の「新しい見識」に関しては、自分が学ぼうと思ったものであればあるほど、仕事に活きてくると考えています。一見、業務に関係のないことであったとしても、主体的に学んだことは、学びなさいと言われて学んだものとは違って、仕事に活かそうと思えます。実際にメンバーも学んだことを業務に紐づけて活かす動きをしているように思います。
後者の「新しいご縁」に関しては、メンバーに社外のコミュニティを作ってほしいと感じています。社外のコミュニティでのご縁は、今の仕事に一見直結しないように見えますが、一緒に苦しみながら学んだという経験は、必ず将来活きてくると思うのです。同じテーマを一緒に学んだメンバーは、価値観が共有できる仲間でもあると思います。困ったときには仕事で助けてくれる、一緒に仕事をする、励まし合う、仕事以外でも相談にのってくれるような存在になると思うのです。
4. 学び予算はこれからも続けます
学び予算を導入してから、私自身が考えていないことや気付かなかったことを提案してくれる社員が増えました。対話をしていると、「あ~そういう観点あるよね。」と、関心を抱くことが多くなりました。私は、日々メンバーから多くのインスピレーションをもらっています。そして何より嬉しかったことは、社内で「学び続けることは大切だ」という共通認識が生まれたことです。
これからも学び予算を続けて、社員メンバーが学び、その見識を社内外に共有していくという好循環を作り続けたいと思います。
高橋 研
代表取締役 CVO
早稲田大学大学院理工学研究科終了後、株式会社ファンケルに入社。
その後、30歳を節目に営業の世界に飛び込み、多くの会社の教育支援に携わる。
2013年株式会社アルヴァスデザイン設立。2018年「実践!インサイトセールス(プレジデント社)」出版。
RELATED ARTICLES よく読まれている記事
SHARE
TRENDING 人気の記事
- 部下からも会社からも信頼される中間管理職の教科書(手塚利夫著 2016年 同文舘出版)今、立ち返りたい部下との関わり方
- 完訳 7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・R.コヴィー 著 2013年 キングベアー出版)【全4回】名著:7つの習慣から学ぶ、営業にとって本当に大切なこと ~第二回~
- ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング(赤羽雄二著 2013年 ダイヤモンド社)即座に動く営業組織を創るために
- 完訳 7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・R.コヴィー 著 2013年 キングベアー出版)【全4回】名著:7つの習慣から学ぶ、営業にとって本当に大切なこと ~第三回:公的成功:第4の習慣~第6の習慣~