ALVAS JOURNAL

他者に詳しくなるために、自分の関心を深く知ろう ~なぜ他者理解をするために自己理解が大切なのか~

こんにちは。高橋です。

徐々に暑くなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

コロナウイルスの影響が、依然として心配されますが、少しずつ日常に戻りつつある方もいらっしゃると思います。

さて、本日は「他者理解と自己理解」について考えてみたいです。

お互いの関心に目を向けると、自然と会話は盛り上がる

先週、弊社の営業マネージャーである矢野と久しぶりに食事に行きました。

彼は大学時代に日本トップクラスのバレーボール選手でした。

食事中、彼は熱心に当時のバレーボールについて語りました。

・後輩を厳しく指導した時の話
・チームの雰囲気が成績と相関する話
・バレーボールのスタイルも時代の流れで変化している話

など、どれも惹き込まれる話ばかりでした。

一方、私は野球についてはたいして上手くないにもかかわらず見識だけは相当あります。
サイバーメトリクスについて語れと言われたら喜んで語れるくらいの人間です。
(ほとんどの方は、わからないと思うのでスルーしてください。笑)

そんな2人がそれぞれの関心領域について語り合っていると

・「近代バレーボール」と「近代野球」の共通点が見えてきたり
・優れた指導者や優れたプレイヤーのスタンスの共通点が見えてきたり・・・

時間を忘れて会話をする中でバレーボールへの理解が深まり、バレーボールの楽しさや彼の世界観が少し垣間見えたような気がしました。

深く理解しているお互いの関心領域に共通点が見いだせると、自然と会話に奥行きが出ます。

相手の関心領域についての理解を深めるには、体験がセットになるとなおさらだと思います。

誰もが自分自身の専門家

人間のメカニズムにも同じことが言えるのかもしれません。

私たちは、一人ひとりが例外なく自分自身の専門家です。

そして、自分自身に関心のない人間はいません。

自分自身の理解が深いとその深さで相手と多くの会話ができ、相手に対する理解が深くなります。たくさんの体験をしていると、相手の体験と多くの共通点を持つことができ、共感するポイントが増えます。

私の実体験

私は顧客企業の経営者と会話をすることが多いのですが、それぞれが経営者として素晴らしい経営哲学を持っており、毎度その話には惹き込まれます。

以前通っていた経営塾で

「経営は人格であり、人格は人生である」

と教わったことがありますが、まさにその通りです。

その人の経営哲学の中に人格や歴史を感じ、思わず一方的に聞き入ってしまうことが多々あります。

私はどちらかというと人の話を聞いている方が好きなので、人の人生哲学や経営哲学を聞く時間はとても心地よい時間です。

ただ話を聞いていると、その中で相手から「で・・・高橋さんこそ経営で大切にされていることを教えてくださいよ」と聞き返されることがあります。

そこで私なりの哲学を自分の実体験を添えて話してみたり、相手の考えとの違いをコメントしたりするとそれが口火となり一気に話が盛り上がります。

まさに、お互いの関心領域の共通点が見つかった瞬間です。その結果、相手の価値観の理解と共感が更に深まります。

まさに弊社の営業教育で実施しているインサイトセールスの世界観です。

自己理解は他者理解の第一歩

自分という存在は、人間のメカニズムを知るうえで体感覚をともなった理解ができる唯一無二の存在です。

自己理解なくして人間の理解は不可能であり、人間の理解なくして他者を理解することはできません。

また人間は、自分との違いを認知することで初めて他者を理解します。

自己理解は他者理解の第一歩といえるのではないでしょうか。

マネジメントの父と呼ばれている、ピーター・F・ドラッカーも、このようなことを言っています。

You cannot manage other people, unless you manage yourself first.

「まず、自分自身をマネジメントしない限り、他者をマネジメントすることはできない。」

このドラッカーの名言と私の体験が重なりました。

他者理解が不可欠なビジネスにおいても自己理解というものが大切なのだということを考えさせられた一コマでした。皆さまにとって、他者理解をする際のご参考にしていただければ嬉しいと思います。

 

代表取締役 CVO
早稲田大学大学院理工学研究科終了後、株式会社ファンケルに入社。
その後、30歳を節目に営業の世界に飛び込み、多くの会社の教育支援に携わる。
2013年株式会社アルヴァスデザイン設立。2018年「実践!インサイトセールス(プレジデント社)」出版。

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