リモートワーク時代のマネジメント~ノルマ管理は、もう限界!これからは自律型人材の育成がキモ!~
こんにちは。アルヴァスデザインの増田です。
株式会社アルヴァスデザインは、2021年10月13日に弊社株式会社アルヴァスデザインのパートナーとして、マネジメント研修を監修頂いている、PROJECT INITIATIVE株式会社代表の藤田勝利氏と合同でイベントを実施しました。
1時間のウェビナー形式によるイベントでしたが、コロナ禍でのリモートワーク時代のマネジメントについて考える良い機会になったと思います。
本記事では、イベントのレポートを記載いたします。
PROJECT INITIATIVE株式会社代表の藤田氏とは、今後も共同でイベントを実施する予定です。本記事をお読みいただきご関心がある方は、ぜひお問い合わせください。
【概要】
・日程:10月13日(水) 12:00-12:50
・タイトル:リモートワーク時代のマネジメント~ノルマ管理は、もう限界!これからは自律型人材の育成がキモ!~
・形式:ウェビナー
PROJECT INITIATIVE株式会社とは
PROJECT INITIATIVE株式会社代表の藤田氏は、「経営学の父」と言われるピーター・ドラッカーから直接マネジメントを学び、全米MBA成績優秀者に与えられるベータ・ガンマ・シグマ会員資格取得しました。
その後、「マネジメント」「イノベーション」を軸に、次世代経営リーダー育成とコンサルティング/コーチングを融合した独自の「経営教育事業」を展開していらっしゃいます。
共同イベント実施のきっかけ
日々人材育成の支援をしている「PROJECT INITIATIVE株式会社」と「株式会社アルヴァスデザイン」だからこそ、コロナ禍での人材育成に明るい光を灯すことができるのではないか?ということで、本イベントの構想は始まりました。
確かに、リモートワーク下でのマネジメントでは
・メンバーのプロセス管理をしたくても、プロセスが明確に見えない
・環境変化に伴い、過去の成功パターンが通用せず、メンバーをどのように指導していいかわからない
・ハラスメントやコンプライアンスを意識するあまり、メンバーの指導が難しい
という声が、営業現場から多くあがっています。
まさに、新型コロナウイルスが蔓延したことで、求められるマネジメントスタイルも変化し、リモートワーク下において生産性が上げづらい状態になっている・・といえそうです。
そこで、今回のセミナーでは、リモートワーク下における動機づけ、目標設定に焦点をあてて求められるマネジメントについて究明していきました。
ノルマと目標の違い
「ノルマ」と「目標」言葉は似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。考えてみましょう。
・ノルマとは
「本人の意思から離れ、他者から与えられた、本人が主体的に同意していない業績目標」
のことです。
数値目標の意図・意義・やる意味を実行者の方々が答えられない場合は、ノルマとして課されている数字目標に該当しやすくなります。
・目標とは
「本人が主体的に同意している業績目標」
のことです。
例えばプロ野球の選手が「私の今年の目標は最低ノルマホームラン30本です!!」と一見言葉ではノルマという言葉を使っていても、本人が主体的にとらえているのであれば、「ノルマ」ではなく「目標」と言えます。
このように、「ノルマ」か「目標」の判断基準は外部から判別することが難しいのです。
ほとんどのケースは受け取り側の視点からしか識別できません。
実際に、ノルマは数字として伝えられることが多いですが、裏側にある社会的意義や意味づけがどのよういに共有されているかが大事になります。
最近、ビジネスの変化のスピードが一昔前と比べると速くなっています。
その理由として、ITの進化、コロナ、働き方の改革、副業の解禁が背景にあります。
変化が激しく、先が見えにくくなる中で、ノルマではなく、目標設定こそが大事な時代になってきているといえそうです。
リモートワーク下での育成について
出社が当たり前だった時代には、日々顔を合わせてコミュニケーションを取ることが可能でしたが、リモートワーク下ではコミュニケーションの機会も減ってきているのが現状です。
では、リモートワーク下での目標設定、育成はどのように行うと効果的なのでしょうか。ウェビナーの中では、大切にしたいポイントが2つ取り上げられていました。
1つ目は、「相手の期待値を知ること」です。
期待値とは、メンバー層がどのようなマネジメントされたいのか、どんな仕事をどういう風に行いたいのか、一回会社から与えられたノルマや目標を度外視し、聴いてみることが大事です。
また、会社に入る前に成果を上げていた経験を聴いてみる等、過去の成功体験を元にメンバーの価値観、スタイルを理解していくアプローチが今後、より重要になります。
2つ目は、「自身がメンバー層に何を伝えたいのかを考えること」です。
ピーター・ドラッカー氏の言葉にもあるように「真意を語る」ことは、相手にも信頼される第一歩になります。
部下の方に好かれる、嫌われるという事を度外視したときに「どういうことをメンバーに本当に願っているのか」、「今後どのように成長していってほしいのか」を伝えることが大事になるのです。
コロナ渦により、部下とのコミュニケーションをとる手法にも変化が出てきている中で、改めて、自分自身が何を大事にしているかを伝え、相手が何を大事にしているかを受け止めるこの双方向からアプローチしていく機会を増やす事が得策といえます。
上記の内容の他にも、ウェビナーの中では視聴者からの質問に対しての回答なども交えながらリモートワーク時代のマネジメントについて解き明かしていきました。アーカイブもございますので、ご覧になりたい方はお気軽にお問合せ下さい。
ご参加頂いた方の感想
・リモートでの対談形式のセミナーは珍しく、新鮮に感じました。50分という時間があっという間に過ぎ、かつ昼休憩のセミナー受講は、時間が有意義に使えて自己成長につながりました。
・ノルマの意味が明確になり、目標を落とすマネジメントラインの役割が非常に重要であることを再認識しました。
・自分自身がしっかり学んでいくことで、部下の素質を引き出してあげられるとおっしゃっていたので、まずは私自身がしっかり勉強していこうと思いました。その中で社内でシェアしていけそうなことをピックアップしながら、意識改革をおこなっていきたいと思います。
ご参加の皆様、それぞれの気づきをお持ち帰り頂けました。好評につき続編を企画中です。
まとめ
しかし、そのような状況だからこそマネジメントの新たな可能性を見出すチャンスだと考えられるのではないでしょうか。
弊社アルヴァスデザインは、こんな状況だからこそ自分自身を学び・知りよりよいマネジメントを発揮していただきたいと思っています。
そのために弊社ができることを今後もしていきたいと思います。
増田 泰之
製薬業界で営業経験を経て、ヘルスケア領域の人材紹介を経験。
「営業に対する拘り」を世の中に広めていきたいという考えに共感し、
アルヴァスデザインの人材紹介事業部に参画。
趣味:フットサル、動画作成、旅行