ALVAS JOURNAL

ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方(山口揚平著 2021年 SBクリエイティブ)~天才性に忠実に生きる人生をスタートしよう!~

こんにちは、土岐です。

本日は、「ジーニアスファインダー」を紹介します。

あなたは何の天才ですか?

こう聞かれても言い淀んでしまう方が大半かもしれません。

私自身も、「私に天才性なんてない!」と言い切ってしまいそうです。

ただ、この本によると天才というのは、「まず自らの天才性を発掘し、その天才性に忠実に生きることによって作られる」とあります。

誰もが天才と認めるアインシュタインは、大学受験に全く勉強せずに挑みひどい点数でした。(数学と物理が圧倒的にできていたので特別に入学が許可されました。)

大学の授業にも出ていなかったので、成績も凡庸で就職に失敗、定職につかない期間も長かったのです。結局アインシュタインは大学の先生になるまでに十数年を費やしました。

それでも大学の先生になるまでの報われない時代に、各国の大学に論文を送ったり、勉強会を主催したりするなど、自分の天才性に忠実な暮らしを送ったそうです。

多くの人は自分の天才性に気が付くことができず、それを活かすこともなく人生を終えてしまいます。それはとても、もったいないことです。

だからこそ、著者の山口揚平さんは天才性に基づいた生き方を選択し、天才性にしたがって生きるための環境を設計する一連のプロセス「ジーニアスファインダー」を提唱しました。

この記事を読めば、「天才性に忠実に生きるとは何か」がわかります!

ぜひご一読ください♪

 

目次

    1. なぜ、今天才性なのか

     

    「今は、天才性に忠実に生きる人生をあらためてスタートするのに最適な時期だ。」と著者は言います。

    その理由は以下の2つ。

    • 大きく社会が変化する”うねり”の中にいるから
    • 時代のパラダイムがオペレーション(操業)中心から、個性(天才性)を必要とするクリエーション(創造)中心へと大きくシフトしているから

    あなたも、時代の変化や社会の変化をひしひしと感じているのではないでしょうか?

    そんな”うねり”や時代の変化に翻弄されていると人生はあっという間に過ぎていってしまいますよね。

    2. ジーニアスファインダー3つのステップ

    そこで、あなたにご紹介したいのが「ジーニアスファインダー」。

    あなたの天才性を見つけ、それを活かすための手順を簡単にご紹介いたします!

    STEP1 とげぬき…記憶の中にある偏った自己評価や固定観念をそぎ落とす

    STEP2 天才性の抽出…自分のコア(本質)を探す/4つの方向から天才性を考える

    STEP3 再構築…生活と仕事を一体化させる/新しい社会や産業へ軸足を移す

     

    STEP1は「とげぬき」。過去の人生の棚卸をして、余計な記憶になっている自己評価や固定観念を大掃除します。

    「とげ」は悪いものではないのですが、可能性を阻害します。

    人は記憶や体験にしばられて価値観を形成する生き物です。

    価値観に基づいて行動し、人生が方向づけられていきます。その過程で「とげ」になっているトラウマがあなたの天才性を覆い隠している場合があるので、まずは「とげぬき」から行うのです。

    私もこのワークをしてみましたが、正直思い出したくない過去の記憶と向き合うのは荷が重かったです。

    ただ、若かりし頃の失敗や苦々しい思い出をあえて言語化して、向き合うことで少しだけ過去の「とげ」が薄まった感じがしました。

    時間の経過とともに出来事への執着も薄まっていくものですが、こうしてあえて思い出すことがないと、トラウマとなっていたことも忘れていってしまうので、良い機会になりました。

     

    STEP2は「天才性の抽出」です。

    天才性を言葉にするときには

    ・(本質に迫るという意味で)抽象的

    ・(他者とは違うという意味で)より微細

    ・(実際の仕事や生活に応用できるという意味で)できるだけイメージしやすい形

    にすることが必要です。

    書籍を購入いただくと、簡易的に天才性を分類できるので、ぜひお試しください。

    ちなみに私の天才性は「概念を描く」方向にありそう、という結果でした!

     

     

    STEP3が「生き方の再構築」です。

    著書の中では具体的に自分の特性を使ってどんなスタンスで、どんな組織でどんな機能を提供し、価値貢献するかまで考えることが重要だとあります。

    仕事だけではなくライフスタイルも同様で、誰とどこに住み、どういう環境が自分にとって快適かを考えます。

    そして、より大事なのは「ライフスタイル」を先に考えるということ

    どうしても「仕事」を先に考えてしまうことが多くなるので、私もまずは「ライフスタイル」から考えていきたいなと感じました。

    3. おわりに

    いかがだったでしょうか?

    少しでも「天才性」に興味をもっていただけたら嬉しいです!

    本記事でご紹介したのは本書の一部です。

    もっと詳しく知りたい方は、ぜひ購入してみてください!

     

    本日ご紹介した本のAmazonリンクはこちら⇒ジーニアスファインダー自分だけの才能の見つけ方(山口揚平著 2021年 SBクリエイティブ)

    〇トップセールスの本棚とは?
    【毎週月曜日配信】弊社の社員はじめ、トップセールス経験者が厳選した本をご紹介しています。
    営業におけるスキルのみならず、幅広い視点から営業を捉えていたりもします。
    ぜひ、営業パーソンにとどまらず様々な職種の方にも読んでいただきたいです。

    土岐優

    石川県金沢市出身。2022年2月入社。
    音楽大学(ハープ科)卒業後、ファンマーケティングのリーディングカンパニーに勤めたのち、プロデューサーとしてアルヴァスデザインに参画。お客さまと向き合い続けることを大切にしています。趣味は読書、Webデザイン。好きな言葉は「強がらなくても大丈夫。どんなあなたも大好きだから。」

    RELATED ARTICLES よく読まれている記事

    外部の視点からお客様に
    クリティカルな意見を言う。
    そういう営業は
    これからも生き残る。