2013年、株式会社アルヴァスデザインは目黒で産声をあげました。創業当初は駅前にレンタルオフィスを借り、人材開発・人材紹介事業を開始しました。当然のことながら、オフィススペースで研修やワークショップができるわけもなく、都度周辺の貸し会議室を借りて行っていました。そんな状況ではありましたが、代表の高橋の心の中には、いずれは自分たちで「人」が集まる場を持ちたいという夢がありました。なぜならば「居心地が良い場所を創れば、志高い人が集まり、良いアイデアが生まれ、より良い未来につながる」と信じていたからです。

その夢は、2016年12月、品川へ本社移転した時に「アルヴァスデザイン 品川ワークショップ会場」として実現しました。コンセプトは、「大人の学びと成長の場」。「人」「コンテンツ」「場」の3つの柱で同業他社との差別化を目指すアルヴァスデザインが、「場」の強化の第一歩を踏み出しました。
研修受講生として訪れた方もいれば、社員の知人もいる、時には看板を見てふらっと立ち寄った人たちもいました。不思議と同じ場を介すことで「ご縁」がつくられ、私たちは本当の意味で「仲間になった」と感じることができました。そして2020年、品川から新橋へ本社移転することになり、新たに「キックオフ」をコンセプトにした会場をつくりました。

人が集い、語り合うことは、きっと何かのスタートになるに違いない、誰かのはじまりを応援する人はたくさんいるけれども、誰かのはじまりを応援する「場」、それはまだどこにもないかもしれない。そういう想いで、「キックオフ」という言葉を選びました。「キックオフ」する上で、私たちがワークショップ会場に込めた想い、ワークショップ会場をこうしていきたいという願いが３つあります。

１つ目は、「イイネ！を創り出す場」です。ワークショップ会場である以上、「イイネ！」というアイデアがたくさん出ると嬉しい、そういうポジティブな想いからこの考えが生まれました。
２つ目は、「仕事が楽しくなる場」です。会議や研修は、どこか堅苦しくなりがちです。しかし、私たちは「気楽に真面目な話をする」ということを大切にしたいと考えました。「楽しい」という言葉は、弊社のビジョン「営業する／されるが楽しい世の中の実現」にもあるように、私たちが創業当初から大切にしている言葉です。
３つ目は、「人とチームが動き出す場」です。キックオフは何かのはじまりを意味する言葉です。ワークショップ会場の床は、サッカーフィールドをモチーフにし、「いまここに、はじまる」という感触を、肌で感じることができる環境にしています。

具体的には、人材開発の場としては、研修やワークショップの実施を通して、能力開発のキックオフを支援したいと思います。また、人材紹介の場としては、企業さまや求職者の方とのコミュニケーションの場として機能させ、新しい出会いと明るい未来のキックオフを応援したいと思います。