<メンバー紹介第四弾> 三田努さんが仙人になるまで
こんにちは。アルヴァスデザインの石井&松下です。
アルヴァスデザインメンバー紹介のコーナー、
第4回目は、ワークショップ会場の仙人・・いや、支配人の 三田 努さんのおな~り~!
なんと!三田さんが三田仙人になるまでの道のりを紹介します。
Road to Senin.
三田 努 (入社5年目・コーポレートデザイナー職)
略歴:2015年12月、アルヴァスデザインに参画。人材紹介部門の立ち上げメンバーとして入社。以降、会社の拡大に伴い、人事部門へ異動。アルヴァスデザインの人事全般を統括しながら、新橋ワークショップ会場の支配人としても活躍中。
#ときどき仙人の姿で現れるという噂あり。今後、新橋界隈のインスタ映えスポットになる予感ありよりのあり。
Who are you?~君は何者?
三田さんは、死ぬ以外は大抵やってきたようです。死にかけても生きてこられたのは、勢いがあったからでしょうか。結果として、仙人としての道が拓けたようです。
工場での生産管理、リコール問題対応、会社倒産・・色々な会社で数多くの経験を積んできました。(#さすが仙人・・(笑))
石井:本日はよろしくお願いします!まず最初に、経歴から教えてください。
三田:大学卒業後、 某大手鉄屋さん(製鉄メーカー)に入社しました。最初に、生産管理部門に配属され、自動車のボデーなどに使われる薄板の生産管理をしていました。
松下:生産管理がスタートだったんですね!
三田:そうなんです、今でこそキャリアの中では人事経験が長くなりましたが、スタートは生産管理でした。ただ、そこがけっこうな激務で、寝る間も惜しいくらい仕事三昧…そして、仕事中は常に安全靴なので毎日足が蒸れて水虫になる…そんな日々でした。毎日のように生産に関するトラブルが起き、そこで判断を間違えると工場の生産が止まってしまうので責任重大でした。実際に何回かは工場の生産を止めてしまったこともあります。もう時効だと思いますが…(笑)
松下:それは、いきなり心身ともに大変な部署への配属だったんですね!安全靴は大変ですね。仙人は下駄、もしくは裸足のイメージでした。
三田:いやいやまだその時は悟ってません(笑)
本題に戻すと、このまま続けていると体を壊してしまうなと思って転職しました。その転職先が、トラックメーカーの人事部門でした。ここから、私の人事としてのキャリアがスタートするんです。
石井:なるほど~。人事機能の中でも具体的にはどんな仕事をしていたんですか?
三田:ん~最初は野球の応援に駆り出されました。当時社会人野球のチームがあって、ちょうど入社した直後に全国大会が始まったんです。東京ドームの場内整理するとても重要な任務をやりなさいと。最初は??と思いましたが、結果的に優勝してしまいました。いきなり日本一ですかと、正直驚きました。でもこれも人事部門の大事な仕事だったんです。
そしてまた本題に話を戻すと、主に、海外駐在員の担当をしていました。海外転勤をされる方の赴帰任手続きですね。ビザの手配をしたり、毎月の給与を為替変動に合わせて調整したり、ご家族のよろず相談に乗ったりするなど・・。なかなか地味な仕事でしたよ。そういった事をやりながら、工場メンバーの人事評価の取りまとめを行ったり、リコール問題への対応をしたりして、4年半ほど勤めました。
松下:さすが仙人!バイリンガル!!で、その後、アルヴァスデザインですか?
三田:仙人っていうのは、意思疎通に言葉なんていらないんだよ!ってやめなさい(笑)
で、そのあとすぐにアルヴァスデザインではなく、まだあります。まだまだあります(笑)リーマンショック前の景気が良いころにハゲタカファンドに転職しました!海外支店を組織だって出していきたい、という流れの中にグローバル人事として入りました。
松下:伸び盛りの頃ですね。
石井:そして、リーマンショック。
三田:はい。入って半年ほどで市場経済が危うくなって、リーマンショックの激震。そんなこんなで坂道を転げ落ちるように2年で企業が崩壊しました。当初従業員が230人ほどいたのですが、最後15人になるまで残っていましたよ。
石井:それはすごい。色々な経験がありそうですね。
三田:そうですね、振り返れば最後の1年くらいは取り立てとのせめぎあいが主力業務でしたね(笑)
石井:その後はどうされたんですか?
三田:で別企業に人事職で転職しました。アルヴァスデザインに至るまで2社経験するのですが、その2社目に勤めている時にアルヴァスデザインの川上さんに再会したんです。
なぜアルヴァスデザインを選んだの?~Youは何しにアルヴァスへ?~
言葉では表せませんね。インスピレーションですから。
ただ、あえて言語化するならば、異職種へのチャレンジを受け止めてくれた代表の懐の大きさと、この人と一緒に仕事をしたい!という巡り巡ったご縁が繋がったからです。
石井:川上さんと再会して・・そしてアルヴァスデザインの話を聞いたと。
三田:そうなんです。川上さんがアルヴァスデザインで働いていて、これからこの会社面白いと思うんですよね~という話をしていたんです。そこでまず興味を持ちました。
「人材紹介部門を一緒にやらないか?」というようなお誘いを頂き、代表の高橋さんと会って面談して頂きました。
松下:最初から代表と面談だったんですね!他社も色々受けてみたんですか?
三田:いいえ、他には受けてないですね。アルヴァスデザイン一択でした。
石井:決め手は何だったんでしょう?
三田:そうですね~インスピレーションですね。
今まで居た会社というのは割と大きな会社で、箸の上げ下げレベルで物事が決まっていたんですね。形のある会社に属していたというか・・。それが、アルヴァスデザインは、まだ形になっていない、何もない。まさに会社をこれから大きくしていく所で、自由にできるという所が魅力的でした。
松下:なるほど、確かに今までに三田さんがいらした企業規模と比べるとアルヴァスデザインは超小規模ですね。職種的にも人事から人材紹介へと別ジャンルに転換すると・・。
三田:そうなんです。そこも大きな決め手の一つでした。人事以外の領域にチャレンジしてみたかったんです。そして、未経験ながらも人材紹介の領域をやってみたいという想いがあって、それを快諾してくれたのが代表の高橋さんでした。
普通だったらこんな危ない橋は渡らないと思うんですが、それを許してくれた。高橋さんの懐の大きさに惹かれたというのもありますね。
それから人材紹介を一緒にやるなら川上さんと!という想いも強くありました。
何よりも川上さんのお人柄、正直で真面目なところ。求職者と正面からまっすぐ向き合う姿勢など、腹黒さが一切ないその姿に共感していたんです。
松下:たしかに。誰とお仕事するかって大切ですよね。
三田:そうなんです。リーマンショック直後の転職の際に実は、苦労して川上さんが転職先を紹介してくれたことがあるんです。ありがたいことに内定が出たんですね。ただ、最終的に他社からも内定が出て、川上さんに紹介頂いた会社は内定辞退してしまった。その時に、川上さんは、わーっとならず、まっすぐに受け止めてくれたんです。その時の印象が強くて。結局ケンカ別れせず、ご縁が続いて今に至るなと思っています。
松下:窮地に追い込まれた時ほど、人の本質ってわかりますものね。その時の縁が今につながったとは素敵な事です。
どんな時に仕事が楽しいと感じますか?
仙人になると“無”の境地ですから、楽しいとかないですよ(笑)
ただ、アルヴァスデザインに関わる皆の喜んでいる顔を見ることが好き。
石井:では次の質問です。どんな時に仕事が楽しいと感じますか?
三田:難しい質問ですね~~~~。何でしょうか。どんな時が楽しいか。
自分と関わっている社内メンバーの皆さんが喜んでくれる姿を見ることですかね。
ずっとバックオフィス畑が長いせいか、社内のメンバーから「ありがとう!」といってもらえる事はこの仕事をやっていて良かったなと思います。
何よりも皆の笑顔を見るのが好きですね。
逆に、笑顔にならない仕事はあまりしたくないというのが本音です。
松下:今では、人事担当でありながら「新橋ワークショップ会場」の支配人でもありますが、その観点ではいかがですか?
三田:そうですね、会場を利用して頂いたお客様が無事、滞りなく会を終えられて、最後に安心して帰られる姿を見るときが楽しいですね。
この仕事はサービス業だと思っていて、ある意味、ブライダルコーディネーターと似ている所があるな、と思っています。
石井:なるほど、それは面白いですね。
三田:はい。会場を運営している私たちにとっては、ある日のある時間をご利用頂くお客様という存在ですが、利用される方にとっては「やり直しの利かない特別な機会」な訳です。
「特別な機会を台無しにしてはいけない」、「絶対に悲しい想いをさせてはならない」とそういう気概を持ってやっています。
なので、事前準備は念には念を入れてしつこいくらい確認したりしています。万一これでは上手くいかない!と感じた時は、非礼を重々承知で正直にお伝えするようにしています。
品川の会場時代もそうでしたが、新橋ワークショップ会場に来てからもそのように思ってやってきています。
松下:素晴らしい・・!プロ意識・・。
三田:会場運営は、考えようによっては、流れ作業、やっつけ勝負のようにもできますよね。でも、それでは寂しい!と思っています。
このスタンスは例えば会場規模が今後大きくなっても崩したくないと思っています。
石井:単なる場所貸しじゃないよ?と。
三田:その通り!安く場所を借りたいだけだったら、他に行ってください~~と思っています。場所を提供する+αの付加価値が大切で、それをお客様に受け止めてもらえるようにと思ってやっています。
何より、お客様に気持ちよく、他よりも高いお金を払って頂きたいんです。
石井:僕もただ場所が埋まれば良いという発想は好きではないですね~~
これは、アルヴァスデザインのいい社風な気がしますね。
三田:なので、数はこなせない商売ですね。一個ずつ丁寧に時間をかけてやっています。
アルヴァスデザインのここがすごい!
表面はバカ。内面も一見バカ。
だけど、実際はくそ真面目なプチインテリ(やさぐれ)集団。笑
石井:最後の質問です。アルヴァスデザイン、どんなところが凄いと思いますか?
三田:皆、本当にまじめなところですかね。表面的にふざけているひとはいますけど(笑)、根はまじめ。くそがつくくらい真面目な人たちだと思っています。
でも、ただ真面目な集団だと面白くないのでここをどういじれるかというのが今後の発展につながるのかなと思っていますが・・(笑)
石井:確かに、自分と向き合っている系の人が多いですね。変なひねくれがいない。いや、いるか。いるけど真面目ですね(笑)
松下:アルヴァスデザインがまだほやほやの頃に参画されて、今に至るまで何か感じるものはありますか?
三田:年々、会社らしい会社になってきていると思いますよ。入社したときは全く別物ですね。人が増えましたし、場所も変わりました、事業環境が変わったこともありますし・・会社らしい会社になってきたなと思います。
石井&松下:三田さん、貴重なお話、ありがとうございました!今度、新橋のおすすめのお寿司屋さんで語らいましょう!