若手メンバーの活躍日記: 「10日間のオンライン営業ロールプレイング研修(新人研修)」に講師登壇して学んだこと
こんにちは。株式会社アルヴァスデザイン中島です。
若手メンバーの活躍日記の第一弾として
10日間のオンライン営業ロールプレイング研修に講師登壇をして学んだことをテーマにしました。
オンライン営業研修などを設計される際の参考になれば嬉しく思います。
また、インタビュー形式でのコラムで、読みやすい設計にしました。
ぜひ、ご一読ください。
はじめに
新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年度の新人研修はオンライン化が増えていると思います。
株式会社アルヴァスデザインも、多くの新人研修をオンラインでご支援させていただきました。
今回は、新人研修の中でも10日間で1つのパッケージ・営業ロールプレイング研修(以降、営業ロープレ研修)を実施した、弊社のメンバーであるプロデューサー中島由圭さんにインタビューしていきます!
(インタビュアー:松下・石井)
オンライン営業ロールプレイング研修の概要
- 石井:まずは、10日間の研修お疲れ様でした。
なかなか、新人研修において10日間で1つのパッケージというものは少ないと思います。そして、内容が営業ロープレ研修。
株式会社アルヴァスデザインも創業以来、営業ロープレ研修には力を入れてきましたが、オンラインでの実施というとまた違った部分が多いと思います。
- 中島:お疲れ様でした。
そうですね、私自身、受講生として長い期間の研修を受けたことはあります。
ただ、提供する講師側として、「これだけ長い営業ロープレ研修をオンラインでやる」というのは初めてでした。
- 石井:しかも今回は、講師が4名でしたね。
中島さんはサブ講師兼テクニカルスタッフとして活躍しました。
講師間のチームワークという観点でも、もろもろお話を聞いてみたいです。
- 中島:はい、講師チームで助け合って実施してきました。
ぜひ、そのあたりも良き参考になれば嬉しいです。
- 石井:さて、では本題に入っていきたいのですが
①研修前や研修中に意識的にやったこと
②失敗したこと・予期せぬトラブル
③オンラインならではの必須備品
などなど、お伺いできればと思っています。
本題①研修前や研修中に意識的にやったこと
- 松下:まずは、「研修前や研修中に意識的にやったこと」を教えてください。
- 中島:研修前と研修中で意識したことは、ズバリ「講師チームの役割を明確化する」ことです。
- 松下:講師それぞれの役割を明確化することですね。
一見、集合型(オフライン)での研修でも同じことが言えそうですが、オンライン研修だとより「講師チームの役割を明確化する」ことは大切になるのですか?
- 中島:オンライン研修の場合、講師と受講生の心理的距離間は思った以上に遠いです。
講師チームがスムーズに研修を実施することで、少しずつ受講生との距離も縮めることができます。
- 松下:講師と受講生の雑談も生まれにくいですもんね。
そうなると、いかにスムーズに研修を実施して、受講生にとって不安なく進めることがまずは大切なのですね。
では、どのような役割分担をしたのですか?
- 中島:まずは、メイン講師は講義に専念してもらいました。
サブ講師の中で、「資料配布」「グループワークへの介入」「受講生からのチャットの質問への対応」「オンラインツールのテクニカルスタッフ」などを役割として分担しました。
- 松下:なるほど。チャットへの質問対応・ツールのテクニカルスタッフなどオンラインならではの役割分担が盛り込まれていますね。
「グループワークの介入」について詳しく教えてください。
- 中島:オンライン研修だと、単にグループワークを活性化させるだけではない役割がサブ講師には求められます。
オンライン研修の場合、受講生の良い部分などの特徴が見えにくいです。
なので、サブ講師はグループワークに介入して、なるべく早く受講生全員の特徴をとらえるようにしたのです。
とらえた特徴は、メイン講師に伝達するだけでなく、次の日以降のグループの編成にも役立てました。
- 松下:確かにオンライン研修だと、受講生の様子が画面越しで、さらに映っている部分も上半身と限定されていますからね。全体画面から見ているだけでは、リーダー的存在やフォロワー的存在は見えにくいですよね。
サブ講師がグループに入る事で、それをいち早く講師チームで認識してグループの編成にも生かしたのですね。
実際に講師陣がとらえた特徴を反映しグループの編成を変えることで、受講生はどのように変わりましたか?
- 中島:前の日まで全く発言がない人が、リーダー的な役割になったり、全体の発言量が増えたりしました。
とてもみんなが生き生きし始めました。
あと、講師の笑顔大切です!受講生には、講師の雰囲気が意外と伝わっていると思った方が良いです。講師チームの緊迫感なども伝わってしまいます。Keepスマイルです。
本題②失敗したこと・予期せぬトラブル
- 石井:では次に、失敗したことや予期せぬトラブルについて教えてください。
- 中島:2つありまして、「オンラインツールの説明に時間を要したこと」「資料共有がうまくできなかった」です。
例えば、ZOOMでいう「ミュート」「画面共有」「チャット」くらいなのですが、これが意外とできない方が多いので、本編に入る前に30分程度のテクニカルレクチャーをおすすめします。レクチャーを行うことで、基本的な動作を参加者全員で認識合わせができます。
- 石井:確かに、私も今年新人研修をZOOMで実施しましたが、受講生の30%くらいは「基本的な部分も使いこなせていないな~。」と感じていました。
この基本的な部分を説明することに結構時間が取られてしまうのは、もったいないですね。
「資料共有」はどういったことですか?
- 中島:今回研修中に配布する研修資料がそれなりにあったのですが、それを共有するのが大変でした。
元々の指定場所に資料を共有したのですが、受講生によっては見つけられなかったり、ファイルが開かなかったりしました。
紙でやり取りしている、集合型(オフライン)での研修では経験しなかったトラブルです。
- 石井:資料の共有は、普段仕事ではメールなどでしていますが、新人研修をオンラインでやるとそのあたりもつまずきポイントになるのですね。
本題③オンラインならではの必須備品
- 松下:では最後に、オンラインにおけるおすすめの備品を教えてください。
- 中島:PCの他に、モニターとタブレットはあったほうがいいです。
モニターがあると、講義をしながら受講生の顔を見るページを作ることができます。
受講生の顔を見るたびに、画面を切り替えなくて良いのでとても効果的です。
またタブレットについては、主にメイン講師が準備すると良いと思います。
講義中、ホワイトボードたとえ大きな文字で書いたとしても光の反射で見えにくいです。
そんな時は、タブレットで画面共有をして受講生に見せてあげることが一番良いと思います。
- 松下:モニターとタブレットですね。
他にも基本的な備品として、カメラ・イヤホンマイク・ライト(←これ重要)あたりも必要ですね。
最後に、お客様からいただいたお言葉なんかはありますか?
おわりに
- 中島:今回急遽オンライン化したので、「研修を作りながら実施する」というかたちでした。
お客様と一緒に考えて作っていくということに対して、とても感謝していただきました。
一緒に作り上げるという共創を体現できたと思います。
- 石井・松下:お客様との共創!!素晴らしいですね。また、お話聞かせてください!
本日は、ありがとうございました。
ポイントまとめ
講師チームの役割の明確化
- メイン講師は進行に専念
- サブ講師は受講生のサポートに専念
オンライン上での雰囲気作り
- Keep スマイル
オンラインツールのレクチャーを本編前に実施
- ミュート
- 画面共有
- チャット
- ファイル共有
運営側に必要なデバイス
- PC
- マイク付きイアフォン
運営側におすすめのデバイス
- モニター
- タブレット
- ライト
〇若手メンバーの活躍日記
弊社の若手メンバーが果敢にチャレンジしていく姿を発信しています。
時には大きな失敗や挫折を経験することもあります。
ただそこから大きく成長し、3年後にこの日記を見返したとき
一番感動するのは、若手メンバー本人であると思っています。
(若手メンバーの活躍日記 企画者:石井より)