ALVAS JOURNAL

当事者として価値を発揮する

こんにちは、高橋です。

現在、株式会社アルヴァスデザインの理念に関するコラムを、継続的に発信しています。

今回は、その四回目として「当事者として価値を発揮する」をお伝えします。

前回のコラムまでのコラムはこちらから、お読みいただけます。

第一回:理念コラムを始めます

第二回:自他を尊重する

第三回:目的を持って取り組む

 

目次

     

    1. ご縁をつなぐ会社として

    私一人で創業した株式会社アルヴァスデザインに、徐々に仲間ができ始めた頃、どういう仲間と仕事をしていきたいのかを必死に考えました。

    仲間とは、株式会社アルヴァスデザインに従業員としてジョインする方、講師やコンテンツ開発に携わってくださるパートナーなどを指しています。

    1つ思い浮かぶことは、仲間とはご縁です。

    同じ時代に、同じような志を持った方々と出会うこと自体が、とても貴重であると言えます。そのようなご縁を大事にしたいと思いました。

    そして、同じく考えを巡らせたことが、仲間との付き合い方です。

    従業員であっても、パートナーであっても、同じビジネスパーソンとして対等な関係を持ち続けたいと考えました。

    また、立場やポジション、そして所属する会社が変わったとしても、可能な限り「仲間である」という感覚を持ち続けたいとも強く思いました。

    これらの考えは、いまでも何一つ変わっていないことです。

     

    2. 自律した上で付き合う

    時が経っても、互いに仲間であると思うためには、互いが自律していることが必要不可欠だと思っています。

    対等な関係をうたっている以上、もたれ合いのような関係は望んでいません。

    私含めて、皆が自律した状態でお付き合いしたいと考えています。

    私たちの仕事において、決して一人で完結できるものはない。

    そのため、社内のメンバーの助け合いもそうですし、多くのパートナーの方々にお力添えをいただいております。

    私たちの社内で足りない知見は、積極的にパートナーの方にご支援いただき、多くの成長機会にもなり得ており、感謝してもしきれない思いです。

     

    3. 一方でこみ上げてくる危機感

    多くの優秀な方々に囲まれて仕事をしていると、

    •  顧客への価値を高められる
    •  自分自身が成長できる
    •  時間を短縮できる

    など、様々なインセンティブが発生します。

    これは大変素晴らしいことです。

    成長の機会にもなれば、ご縁を感じて仕事をする高揚感もあるからです。

    しかし、忘れてはいけないことが「当事者としての意識」です。

    優秀な方々に頼りすぎると、つい仕事のオーナーシップの自覚が薄れてしまうことがあります。これは、会社が成長するにつれ、優秀なパートナーに恵まれるにつれ、高まった危機感でもあるのです。

    大切なことは、オーナーシップを握り続けるということ。

    オーナーシップとは、個人が仕事やミッションを自らの意志で「所有している」状態のことで、当事者意識を持って向き合う姿勢のことを言います。

    はっきりと区別したいことは、役割分担とオーナーシップを手放すことは全く異質なものだということです。

     

    4. アルヴァスデザインであり続けるための3つの問いかけ

    私たちが、株式会社アルヴァスデザインであり続けるためには、仕事のオーナーシップを握り続け、そして社会に価値を発揮していくことが求められます。

    これこそ、理念の1つである「当事者として価値を発揮する」です。

    そのために、問いかけたいことがあります。

    【その1】

    私たちはメンバーやパートナーに対して、ビジョンを共有しながら、仕事をしているか?

    目先のタスクに走りすぎることなく、高い視座で互いを高め合う関係を築き、最高の仕事をするためには、ビジョンの共有が欠かせません。

    メンバーやパートナーに対して、この仕事はどのように社会に貢献するのか、どのようにビジョン達成に寄与するのかといったことを、意識して仕事をしていきたいです。

    【その2】

    私たちは複数の関係者のコミュニケーションのハブになれているか?

    仕事のオーナーシップを握り続けることは、私たちにとって重要なことです。依頼する仕事も、依頼される仕事も、どんなに小さい仕事も、自分事としてやり切る真摯な姿勢が大切です。

    その上で、コミュニケーションのハブになることは、ご縁をつなぐ会社としてやり切りたいことなのです。

    【その3】

    私たちは意思を持って、新しいことにチャレンジしているでしょうか?

    優秀な方々に仕事を依頼することは、自分の仕事を効果的で効率的なものさせてくれます。優秀な方々とタッグを組むことで、お客様に提供する価値が高まることは、とても素晴らしいことです。

    しかし、依頼することの目的が自身の工数削減に偏ってしまっては本末転倒です。パートナーとタッグを組む意義は、あくまでお客様に対する高い価値貢献にあるからです。

    そして、互いにもう一段成長するためのチャレンジとしてタッグを組む、こういったチャレンジ精神はいつも忘れたくないものです。

     

    5. おわりに

    いかがでしたでしょうか。

    本日は、当事者として価値を発揮するという私たちの理念についてお話しました。

    私は、営業という仕事は、お客様とのやり取りの先頭に立つ責任感のある、大変有意義な仕事の1つだと考えています。社会との接点も見えやすく、自分自身がどのように社会貢献をしているのかも可視化されやすい仕事と言えます。

    私のコラムを読んで、少しでも多くの営業パーソンが仕事に前向きになり、当事者として仕事にのめり込み、社会がより良いものに発展していくことを願いします。

    高橋 研

    代表取締役 CVO
    早稲田大学大学院理工学研究科終了後、株式会社ファンケルに入社。
    その後、30歳を節目に営業の世界に飛び込み、多くの会社の教育支援に携わる。
    2013年株式会社アルヴァスデザイン設立。2018年「実践!インサイトセールス(プレジデント社)」出版。

    RELATED ARTICLES よく読まれている記事

    営業の価値を高める旅、
    それは終わりのない旅。
    だって、まだまだ
    営業は良くなる。