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世界をつくり変える男 イーロンマスク(竹内 一正著 2018年 ダイヤモンド社)~ビジョンこそ世界を変える~

こんにちは。荻原です。

本日は、世界的に有名なビジネスリーダーである「イーロンマスク」の精神性や功績について分かりやすくまとめられている書籍をご紹介します。

こちらは、まさにイーロンマスク入門書とも言えます。タイトルは、「世界をつくり変える男 イーロンマスク」です。

イーロンマスクは世界的に有名な「テスラ社」のCEOであるため、ご存じの方は多いと思います。しかし、同時に具体的に何をしているのかを問われたら、答えに詰まってしまう人も多いと思います。

かくいう私もそんな一人でした。

本書は、パナソニック社での製品開発やApple社でのマーケティングを経験した現ビジネスコンサルタントである竹内 一正氏が執筆した書籍になります。

  • イーロンマスクについては名前しか知らない
  • 世界を代表するリーダーについて知りたい
  • 世界水準のリーダーの思想を知りたい

という人には特におすすめの書籍になります。

本記事では、営業担当者のレベルアップに役に立つイーロンマスクの思想や信念の一部を共有できたら幸いです。

目次

     

    1. イーロンマスクという人物

    Twitter社の買収やロケット事業、テスラ車開発などで世界を席巻しているイーロンマスクですが、冒険大好きな両親の影響もあり南アフリカで生を受けます。

    順調に人生を謳歌しながらも17歳の時に、カナダに移住、19歳でカナダのクイーンズ大学、21歳でペンシルベニア大学に編入をし、物理学と経営学を学びました。

    ここでの学びが現在のイーロンマスクを作ったとされています。

    その後、24歳の時にスタンフォード大学院に編入をしましたが、時代が1995年であったことや、Windows95やシリコンバレーの影響もあり、2日で大学院を退学しソフトウェア会社を立ち上げてしまいました。

    そして、幸運なことに会社は大成功を収め、15億ドルで買収されました。

    典型的なメガテック企業の成功ルートを歩んだイーロンマスクですが、彼がすごいのはこの成功で得た大金を足がかりにし、次々と事業を起こしながら、人類未到の世界を目指し続けていることです。

    具体的には、

    • 2030年に人類を火星に移住させる
    • ロケットのコストを1/10にする
    • EV車を1億台流通させる
    • 時速1100kmで移動する新幹線を作る
    • 脳とインターネットを接続させる

    など、人類未到の領域に歩みを進めています。

    そんなとんでもないビジョンを持っている彼だからこそ、世界は彼に期待をし続けているのではないでしょうか。

    2. ありふれた現実主義者よりもビジョン最重要視の現実主義者

    イーロンマスクを一言で表す言葉に「ビジョンを最重要視する現実主義者」というものがあります。上述した通り、

    • 2030年に人類を火星の移住させる
    • ロケットのコストを1/10にする
    • EV車を1億台流通させる
    • 時速1100kmで移動する新幹線を作る
    • 脳とインターネットを接続させる

    など、一般的には不可能とすら思えるビジョンを立てます。常識の範囲で考えると、これらは夢物語で終わってしまうことがほとんどです。

    しかし、イーロンマスクは物理学を深く履修していた背景があり、自身の立てたビジョンを実現するための手段をロジカルに分解し、実現するための手段を全力で模索します。

    そして、少しずつではありますが、自身の立てたビジョンに近づいています。イーロンマスクが世界中の人々から応援される要因がここにあります。

    営業担当者も「ビジョン」というと少し大袈裟かもしれませんが、「定量目標」「定性目標」を半期や四半期ごとに立てると思います。

    ただ、人によっては、「会社から言われたから」という理由でとりあえず立ててしまい、「その場しのぎのありふれた目標」になってしまう場合も少なくないと思います。

    もちろん、自分自身のライフステージや業務に対する想いの度合いも影響すると思いますが、イーロンマスクの「ビジョンをなんとしてでも実現するぞ」という想いはとても参考になるのではないのでしょうか。

    3. 2段階上のスケールで物事を見る

    イーロンマスクを構成する信念の一つに「2段階上のスケールで物事を見る」があります。これは言うなれば、視座を高く持つという話です。

    イーロンマスクは、「ビジョン>企業利益」を常日頃歌っています。これは、収益すらビジョンを実現するため手段の一つでしかないということです。

    営業担当者も定期的に目標を立てる機会に遭遇すると思います。その際に必ず出てくるのは、

    • ノルマを達成する
    • 売上を高める
    • ○○の数は最低限売り切る

    であると思います。

    実際、これらは会社を運営していく上では非常に重要な項目ではあります。

    しかし、あくまで会社のビジョンを実現するための数字でしかないことを忘れないようにすると、日々の仕事の仕方も少し変わるのではないでしょうか。

    4. おわりに

    いかがでしたでしょうか。

    本日は、竹内 一正氏の「世界をつくり変える男 イーロンマスク」をお伝えしました。

    イーロンマスクが、常に自分の掲げたビジョンをどうすれば実現することができるのかを考え、ハイスピードで実現し続ける人物であることがわかったと思います。

    営業担当者も定期的に定量にしろ、定性にしろ目標を立てるタイミングがあります。

    その時は、ありがちな目標や近視眼的な目標ではなく、もっと大きい視座で自分なりに目標を立てて実現に向けて行動をし続けられると良いのではないでしょうか。

    そんなことを感じさせてくれるのが、イーロンマスクという人物であります。

     

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    荻原エデル

    社内では、デザイン関係や営業支援をメインで担当しています!最近は動画編集も始めました。
    趣味は筋トレ、空手、映画鑑賞、読書。インドア人間です。

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