ALVAS JOURNAL

相手と志を共感しあう

こんにちは、高橋です。

現在、株式会社アルヴァスデザインの理念に関するコラムを、継続的に発信しています。

今回は、その七回目として「相手と志を共感しあう」をお伝えします。

前回のコラムまでのコラムはこちらから、お読みいただけます。

第一回:理念コラムを始めます

第二回:自他を尊重する

第三回:目的を持って取り組む

第四回:当事者として価値を発揮する

第五回:体系的に学び続ける

第六回:一人で考えチームで磨く

目次

    1. なぜ、志を忘れるのか

    皆さんは、仕事をする上で「志」を強く意識したことはありますか?

    「志」という言葉は、頻繁に聞きますが、いざ「自分の志を説明してください」と言われても、なかなか言語化することが難しいと思います。

    言語化できるまでの過程では、一人でじっくり考えたり、誰かに問われたりすることが必要になります。

    日々、売上目標に向かって仕事に邁進している営業パーソンにとって、このような言語化の過程は、意図的に作らない限りなかなか持つことはできません。

    ここで一度、立ち止まって考えてみてほしいです。

    売上目標に向かって仕事をしている、その先にあるものは何でしょうか?営業パーソンが、売上目標を達成することは間違いなく大切なことですが、何のための売上目標でしょうか?

    私たち営業パーソンは、売り上げ数値をはじめ、いくつかの目標を持って仕事をしていることが一般的です。その目標は、自身の実力から少しだけストレッチした箇所にあると、モチベーションが高まり、達成することで仕事へのやりがいも高まりますよね。

    このように営業パーソンには、目先に達成が見えやすい目標を抱えているがために、本来その先にあるはずの志を設定せずに、営業活動をされている方も多いのではないでしょうか。

    2. 仕事を豊かにする志の存在

    私は、目標を持って仕事をすることも、目標を達成することも大変素晴らしいことだと感じています。

    一方で、目標のもっと先を見据えた大きな「志」を持って営業活動をする方が、更なる充実感をおぼえることができるとも信じています。

    なぜならば、

    • 何のために仕事をしているのか、
    • どんな生き方がしたいのか
    • 何を実現したいのか

    など、人生レベルで極めて重要なことを深く考えることができるからです。

    この問いに対して自分なりに解を持って仕事をすることができれば、もはやその仕事は仕事だけの概念に留まらなくなります。つまり、仕事をすることそのものが、自分の人生を充実させてくれる大切なドライバーになるのです。

    志に関する問いを考え尽くすことで、人生を通してやり通したいことが見えてきますし、より日々の生活が充実することは間違いありません。

    つまりは、営業をすることで人生が豊かになるとも言えるのではないでしょうか。

    3. パートナーの存在

    志を持って営業することが、人生を豊かにすることをお伝えしましたが、実はこれだけでは足らないと思っています。

    私たちに必要なことは、互いの志を応援しあうパートナーの存在を見つけ、互いの関係をより良いものに育んでいくことです。

    自社または自身の志を引き出し、共感し、応援してくれる存在は誰でしょうか。

    現代では、さまざまなステークホルダーが会社にいるため、一概には回答できませんが、私はこの大切な存在を営業パーソンが担うべきであるし、担うことができると思っています。

    私自身、お客様の経営層に営業(=トップアプローチ)をたくさんしてきました。この営業手法をまとめた書籍も、2018年にプレジデント社より発売させていただきました。

    私は、これまで数多くの経営者と対話をすることで、一人ひとり異なる価値観を知り、社会をより良くしていきたいという想いを知り、そしてこの方を人生をかけて応援したいという気持ちに何度もなってきました。

    こういう体験は、私の人生を何よりも豊かにしてくれたと同時に、きっと私が応援させていただいた経営者の方も、私という応援者ができることで、未来を明るく見ることができる希望になったと信じています。

    4. おわりに

    私たちの会社のビジョンは、「営業する/されるが楽しい世の中を実現する」ことです。

    このためには、営業パーソンがお客様の志を引き出し、共感し、それを応援していくパートナーになる必要があると思っています。

    そのためにも、まずは株式会社アルヴァスデザインのメンバー一人ひとりがロールモデルになり、皆さんの志に触れ、共に未来を構想していく存在になりたいと考えています。

    私たちは、どこまでも未来志向で、明るい社会に貢献していきたいと感じています。

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