本質的な問いを考え合う
こんにちは、高橋です。
現在、株式会社アルヴァスデザインの理念に関するコラムを、継続的に発信しています。
今回は、その第八回目として「本質的な問いを考え合う」をお伝えします。
前回のコラムまでのコラムはこちらから、お読みいただけます。
目次
■本質を考えることの尊さ
ビジネス現場では、「本質」という言葉を頻繁に耳にしますが、「本質」って何でしょうか。
いくつかの定義はありますが
・欠かすことができないもの
・一番大切なもの
・なくてはならないもの
このような捉え方をしている方々が、多いのではないでしょうか。
私にとっても、皆さんにとっても、「本質」がいかに重要なものなのかは、これらの定義を見てもわかります。
「本質」が重要であるという理由に加えて、なぜここまで「本質を考えようよ」という言葉が行きかうのでしょうか。
それは、「本質を問うことの難しさ」であるように思えます。
「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59 分を 問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう。」
これは、人類史上最も崇高な頭脳を持っているとされているアインシュタインが残した言葉です。
これだけの頭脳をもってしても、問題の定義は何か?つまり答えるべき本質的な問いはどこにあるのかにこれだけの時間を使うと述べています。
それだけ、本質を問うこと自体が難しく、そして尊いことなのです。
■本質的な問いの正体
これだけ、本質を問うことが難しいと説明すると、「自分にはできるのか?」という想いをされる方も多いと思います。
確かに難しいと思います。
しかし、私たちアルヴァスデザインは、本質的な問いを見つけることが難しいとわかっていても、なお問い続けたいと思っています。
それは、本質的な問いの正体にあります。
私の解釈では、本質的な問いとは、二段階程度次元を高め、視座高く現状を見つめない限り出てこない問いです。
これは、お客様ご自身でも把握できていないケースもたくさんあります。
私たちは、インサイトセールスというお客様の価値観を引き出し、ビジョンを実現していく営業をしています。
このような営業を実行していくためには、お客様ご自身でもつかみきれていないような高い次元の目的を発見しなければなりません。
■高い次元の目的により見えてくるもの
お客様と高い次元での目的を共有できたとき、すなわち本質的な問いを握ることができたとき、私たちはビジョンに向けて一歩踏み出したと言えます。
そして、その一歩は共に走り出すためのスタートです。
なぜ、スタートなのか?
それは、本質的な問いは問い続けることによって、解像度が高まってくるものであり、互いに問いを出し合うことで、共通理解も深まっていくからです。
だからこそ、私たちは「本質的な問いを考え合う」という、問いのベクトルを双方向に向けているのです。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。
本日は、「本質的な問いを考え合う」ということをお伝えしました。私たち営業パーソンにとって、お客様に質問をすることは日常です。
しかし、本質的な問いをどの程度真剣に考えることができているでしょうか?そして、どの程度、その問いに磨きをかけることができているでしょうか?
本質的な問いを探すことは大変難しく、大変な仕事ですが、私たちアルヴァスデザインは「本質」を強く意識して、これからも仕事をしていきます。