10周年コラム~新しい年度を迎えて~
皆さん、こんにちは。
株式会社アルヴァスデザインの代表取締役CVOの高橋 研です。
満開の桜と共に本格的な春を迎え、皆さまにおかれましても、新しい一歩を踏み出すことが多いのではないでしょうか。
株式会社アルヴァスデザインは、お客様、パートナー、友人、家族、社内メンバーなどさまざまな方々のご支援があり、10周年を迎えることができました。
10周年を振り返るコラムを連載してきましたが、振り返るたびに皆さまからの暖かい支援に感謝の気持ちが湧きあがってきました。この場をお借りして、感謝申し上げます。
さて、私たち株式会社アルヴァスデザインは10周年という節目、そして新しい年度のはじめを機に、私たちのフィロソフィーの一部を変更いたしました。
これからは、なお皆さまとご一緒にビジネスを創り、共に社会に貢献していきたい気持ちを強く持っています。
そのため、ぜひ私たちのフィロソフィーへの共感をしていただいた方と共に歩んでいきたいと思います。
目次
1. 営業する/されるが楽しい世の中の実現へ
私たちのビジョンは、「営業する/されるが楽しい世の中を実現する」です。
この言葉は、私とメンバーとが話し合うことによって生まれました。
ビジョンとは、会社の進む方向性であり、ありたい姿を映し出す像です。この言葉をメンバーと共に創り上げたことによって、社内メンバーがこの言葉を大切にし、結果として一体感が生まれました。
加えて、お客様やパートナーを含めて社外の方々から、このビジョンに対する共感の言葉をいただくことが増えました。
メンバー一人ひとりが、お客様やパートナーの方々とお付き合いをする際に、大切にしていることの1つが「ビジョンへの共感」です。
この私たち一人ひとりの小さな行動が、お客様やパートナーからビジョンへの共感をしていただくきっかけになったことを思うと、大変嬉しい気持ちになります。
2. 共感の一歩先へ
社外の方々からビジョンへ共感していただくことを嬉しく感じた一方で、共感していただいた方々とは、更に共に過ごす時間を増やしたいと自ら思うようになりました。
そのためには、ビジョンをもっと解像度を高めてお伝えしたいと感じるようになりました。
私たちのビジョンを支える概念として、5つのValueと6つのBeingがあります。
これらをお客様やパートナーの方々にご紹介し、私たちのビジョンへの理解を深めていただけるようにメンバー一同努めてきました。
■Valueとは
- 新たな観点を共有する
- 相手と志を共感しあう
- 組織ぐるみで関係構築する
- 本質的な問いを考えあう
- 貢献領域を広げ続ける
■Beingとは
- 目的を持って取り組む
- 自他を尊重する
- 強みを活かす
- 一人で考えチームで磨く
- 体系的に学び続ける
- 当事者として価値を発揮する
※1つ1つへの想いは、私がコラムを通してお伝えしておりますので、ぜひリンク先をご確認ください。
第一回:理念コラムを始めます
第二回:自他を尊重する
第三回:目的を持って取り組む
第四回:当事者として価値を発揮する
第五回:体系的に学び続ける
第六回:一人で考えチームで磨く
第七回:相手と志を共感しあう
第八回:本質的な問いを考え合う
第九回:強みを活かす
第十回:新たな観点を共有する
第11回:貢献領域を広げ続ける
第12回:組織ぐるみで関係を構築する
少しずつの努力が実り、社外の方々からもこれらへの共感をいただけた一方で、困った事象も起きていました。
それは、Valueで5つ、Beingで6つという項目の多さです。
もっとも社内外に伝えたい事柄にもかかわらず、言葉数が多いが故に説明しにくいというジレンマ・・・・。
大切な言葉だから、私としても削るわけにはいきません。そこで、私たちが考えたことは、10周年を機によりシンプルな言葉でValueとBeingを表現することです。
3. 協力して創り出す未来
Valueを統合する言葉として、「協創」という単語を選びました。
私たちは、皆さまと共に創り出す未来も大切にしますが、その過程における協力し合う関係性をより大切にしたいと思います。
そのため、「共創」よりも「協創」を選びました。協創するためには、皆さまから信頼を獲得する必要があります。そのためには、後述するBeingも大切にします。
また、私たちは協創を通じて「意味」を問いかけ続けたいとも思っています。
- その仕事をする意味は?
- 一緒に仕事をする意味は?
- それを創り出す意味は?
協力し合いながら仕事をするためには、私たちはさまざまな「意味」と向き合い続けなければなりません。
これらの意味の究極である「生きる意味」や「一人ひとりの人生レベルの自己実現」にも寄与する「協創」を目指していきたいと思います。
4. ビジネスパーソンの前に、人として
Beingを統合する言葉としては、「真摯」という単語を選びました。
株式会社アルヴァスデザインがはじまったときから大切にしていた考えが、ビジネスパーソンである前に、人として確かであることです。
お客様やパートナーはもちろんのこと、友人や家族に支えられて私たちは生きています。
この想いを一人ひとりが大切にし、原点に帰る意味でも「真摯」という言葉が私たちのBeingには適していると思っています。
また、ビジネスをしていると、私たちは予期せぬ事柄に遭遇します。新型コロナウイルスはもちろんですが、日々の仕事でもさまざまなことが起きます。
大変な時期であっても、ブレない私たちでありたいと思います。
「真摯」とは、心と行動が結びついている状態であり、自分の素直な心に向き合い、そして愚直に行動し続けることが、私たちビジネスパーソンが人として立ち上がるために必要なのではないでしょうか。
5. おわりに
いかがでしたでしょうか。
10周年、そして4月という期のはじめに、このようにフィロソフィーについてお伝えできることは、大変喜ばしいことです。
10周年を振り返ると、さまざまなことがありました。嬉しいことも、悲しいこともたくさんありました。
これらを振り返るたびに、私に勇気をくれたことは、皆さまからの暖かい協力であり、真摯な言動そのものでした。
今度は、私たち株式会社アルヴァスデザインが皆さまをリードし、新しい世界を創っていく番です。
協創し合い、真摯であり続ける、株式会社アルヴァスデザインを、どうぞよろしくお願いいたします。
高橋 研
代表取締役 CVO
早稲田大学大学院理工学研究科終了後、株式会社ファンケルに入社。
その後、30歳を節目に営業の世界に飛び込み、多くの会社の教育支援に携わる。
2013年株式会社アルヴァスデザイン設立。2018年「実践!インサイトセールス(プレジデント社)」出版。