ALVAS JOURNAL

異文化マネジメントの4つのキモ

こんにちは、石井です。

私は、2017年より株式会社アルヴァスデザインにジョインしたメンバーで、営業・教育コンテンツ開発・講師登壇、そしてマーケティングなど幅広く仕事をしていきました。

現在は、イギリスにあるリーズ大学のビジネススクールのMBAコースに留学しています。留学期間は、2022年9月から約1年間です。

こちらの留学レポートは、不定期に更新し、イギリス現地のMBAコースでの学びや、国際交流などを配信していく予定です。

過去の記事はこちらです。

リーズ大学MBAの留学記スタートします。
寮の様子を公開しています。
「MBAでどのように学ぶのか」を学ぶ:その1
「MBAでどのように学ぶのか」を学ぶ:その2
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キャリアを考える②:今の時代、履歴書はAIでチェックされると思いなさい。
ケーススタディで意識すべきこと①
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8つの観点で異文化マネジメントを考える

目次

    1. 異文化マネジメントの8つの観点(復習)

    異文化のメンバーをマネジメントする上で、大切な観点が8つあることをご紹介しました。(前回に引き続き、ハーバードビジネスレビューの2014年 5月号を引用しており、私の解釈により日本語訳しております。)

    簡単に8つの観点をおさらいします。

    ・その1:Communicating(コミュニケーション)

    言葉の背景にある文脈をどのくらい理解し合ってコミュニケーションをするかという観点です。

    ・その2:Evaluating(評価)

    ネガティブなフィードバックを直接やるか、間接的にやるかという観点です。

    ・その3:Persuading(説得)

    他人を説得する際に、演繹的か帰納的か、どちらの思考で論点をまとめるかという観点です。

    ・その4:Leading(リード)

    階級の力を使って他人をリードするか、平等に考えるかという観点です。

    ・その5:Deciding(意思決定)

    トップダウンか、皆でコンセンサス(同意)し合って意思決定するかという観点です。

    ・その6:Trusting(信頼)

    関係性を重んじるか、それともどのくらいの仕事ができるかによって信頼するかという観点です。

    ・その7:Disagreeing(不一致への反応)

    意見が合わない際に、真っ向から反対するか、それとも互いの意見をすり合わせにいくかという観点です。

    ・その8:Scheduling(予定)

    仕事を予定通りに進めたいか、途中の軌道修正を快く実行するかという観点です。

    2. 異文化マネジメントの4つのキモ

    では、本コラムの本題を見ていきましょう。こちらも、ハーバードビジネスレビューから、私の解釈で日本語訳しております。

    ・キモ1:チャレンジに誇りを持つ

    異文化のメンバーをマネジメントするということは、大変難しいことです。

    言葉が通じたとしても、その言葉への解釈が異なったり、その言葉の背景にある前提が異なったりします。

    これらはとてもチャレンジングです。

    そのため、このチャレンジ自体にまずは誇りを持つことから始めましょう。

    ・キモ2:色々な見方を試してみる

    マネージャー自身が持っている文化だけでなく、異なる文化の立場に立ってみる努力をしてみましょう。

    そのためには、異なる文化の見方を学ぶ必要があります。その上で、自分の文化から一旦離れた見方をしてみるということも大切です。

    ・キモ3:他のアプローチの良い点を見つける

    いくら異なる見方をできたとしても、それに100%同意できるとは限らないでしょう。

    そんなときは、異文化のメンバーの仕事へのアプローチで良いところを見つけてみましょう。自分の文化にはない良い点が見つかれば、それを活かしていこうという思考にもつながります。

    ・キモ4:意見や見方は変えていく

    異文化に触れることで、マネージャー自身の視野が広がることや、価値観が変わることもあります。

    このような時は、勇気を持って意見や見方を変えてみることも大切です。一度発言したことを、後から撤回することはハードルが高いでしょう。

    しかし、マネージャー自身が変わっていくスタンス、実際に変わる姿を示すことは、メンバーに対しても良い刺激になるのです。

    3. おわりに

    いかがでしたでしょうか。

    今回は、異文化をマネジメントする上でマネージャーが意識したい4つのキモをお伝えしました。異文化マネジメントの8つの観点とも照らし合わせることで、マネジメントスタイルの構築に対して、良きヒントとなれば嬉しく思います。

    ~イギリスであったこんなこと⑯~

    日本で生活していて、火災報知器が鳴ることって、ほとんどありませんよね?

    イギリスでは、週に一回はなります。しかも、点検で。笑

    本当に、びっくりするので止めてほしいということと、週に一回火災報知器がなるとそれに慣れてしまい、本当の火事の際に逃げ遅れる人いるのでは?と無駄な心配をしてしまいます。笑

    石井 健博

    ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
    営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
    趣味は、読書・英語学習・ラグビー。5歳息子のパパ。

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