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【エッセンシャル版】マネジメント基本と原則⑱(ダイヤモンド社 2001年 P・F・ドラッカー著 上田惇生編訳) ~トップマネジメントの役割とは?~

こんにちは、石井です。

これまで複数回にわたって、P・F・ドラッカーの「エッセンシャル版 マネジメント基本と原則」を取り上げています。

本日は18回目(最終回)として、「トップマネジメント」を考えていきます。

ドラッカーのマネジメントは、ややアカデミック性が高く、現場で応用するには一定の障壁があると考えられていることもあります。

そこで今回は、ドラッカースクールを卒業生である藤田勝利氏の著作ドラッカースクールで学んだ本当のマネジメント(日経BP 2021年)も参考にしながら読み解いきます。

第1回:マネジメントの基本と原則とは?
第2回:企業の目的とは?
第3回:戦略計画とは?
第4回:仕事の生産性とは?
第5回:仕事の働きがいとは?
第6回:マネジメントとチーム作りとは?
第7回:マネージャーの2つの役割とは?
第8回:マネージャーの5つの仕事とは?
第9回:マネジメント人材の開発とは?
第10回:目標管理をする上で大切なことは?
第11回:自己管理をする上で大切なことは?
第12回:新種のミドルマネジメントとは?
第13回:組織マネジメントの要諦とは?
第14回:マネジメントの意思決定とは?
第15回:マネジメントとコミュニケーションとは?
第16回:マネジメントと管理とは?
第17回:マネジメントと組織の条件

 

目次

    1. マネジメントと組織の条件とは?(前回のあらすじ)

    ドラッカーは、組織の条件について7つの提言をしています。前回のコラムでは、そのうちの3つをご紹介しました。

    ・その1:経済性

    優れた組織においては、自らをマネジメントし成果を創出していくメンバーが集う必要があります。(セルフマネジメントについてはこちら。)このような組織こそ、能率的な組織なのです。
    >自己管理をする上で大切なことは?

    ・その2:意思決定の容易さ

    組織を分けるということは、すなわち意思決定を円滑化することになります。(マネジメントの意思決定についてはこちら。)意思決定をスムーズに実施できているかを確認しましょう。
    >マネジメントの意思決定とは?

    ・その3:永続性と新陳代謝

    ドラッカーは下記の言葉を残しています。

    組織は、明日のリーダーを内部から調達しなければならない。

    つまり、マネジメント層は次世代のリーダーを自組織の中から輩出しなければならないのです。

    2. トップマネジメントの役割

    ドラッカーは、「トップマネジメント」についていくつもの提言をしています。また、トップマネジメントの役割は多元的であると述べています。本コラムでは、これらを3つに絞りお伝えします。

    ・役割1:事業の目的を考える

    トップマネジメントは、事業の意義や意味を明確にしなければなりません。また、これらを社内外問わず、あらゆるステークホルダーに発信しなければなりません。

    ドラッカーは、「事業が何か」に加えて、「事業が何であるべきか」を考えることも大切であると述べています。これは、社会的な使命を全うし、人々を幸福に貢献することに重点を置いたドラッカーの真意が表された言葉だと思います。

    ・役割2:ビジョンを策定する

    会社の進むべき方向性を、トップマネジメントは絶えず考え、発信し続けなければなりません。そのビジョンをメンバーが理解できるように解像度の高いものにすることもトップマネジメントの役割の1つと言えるでしょう。

    ・役割3:トップマネジメントを育成する

    どれだけ優れ、体力のあるトップマネジメントもいつかは一線を退き、後継者にそのバトンを譲らなければなりません。その将来を見越して、次なるトップマネジメントを育成することも現トップマネジメントに求められていることなのです。

    前回のコラムにおいて、組織の条件の1つには「永続性と新陳代謝」があることをお伝えしました。これと同様の主張をドラッカーは述べています。

    次世代のリーダーを自組織から輩出することこそ、トップマネジメントに求められる重要な仕事の1つなのです。
    >マネジメントと組織の条件

    3. おわりに

    いかがでしたでしょうか。

    本日は、トップマネジメントを考えてみました。

    事業の目的やビジョンを創り出すこと、そしてそれを発信することはトップマネジメントの責務です。加えて、次世代のリーダーを育成することや、後継者を育てることもトップマネジメントがしなければならない重要な仕事の1つなのです。

    本コラムで、全18回にわたった連載は終了になります。いかがでしたか?皆さんのマネジメントにおけるヒントが1つでも、2つでもあれば嬉しく思います。

    本サイトの運営会社である株式会社アルヴァスデザインは、ドラッカー学会理事の藤田勝利氏の監修の元、さまざまなマネジメントコンテンツを取り揃えています。マネジメントのラインナップをぜひご覧ください。(DLはこちらから。)
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    石井 健博

    ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
    営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
    趣味は、読書・英語学習・ラグビー。5歳息子のパパ。

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