濃かったイタリアの一週間
こんにちは、石井です。
私は、2017年より株式会社アルヴァスデザインにジョインしたメンバーで、営業・教育コンテンツ開発・講師登壇、そしてマーケティングなど幅広く仕事をしていきました。
現在は、イギリスにあるリーズ大学のビジネススクールのMBAコースに留学しています。留学期間は、2022年9月から約1年間です。
こちらの留学レポートは、不定期に更新し、イギリス現地のMBAコースでの学びや、国際交流などを配信していく予定です。
目次
1. スタディツアーとは?(再掲載)
リーズ大学のMBAコースでは、6月にスタディツアーといってヨーロッパにある他のビジネススクールに学びに行くツアーが実施されます。
本年度の候補国は、フランス・ベルギー・イタリアでした。それぞれの国では、異なるテーマが学習でき、例えば「デザイン思考」や「テクノロジー」、「起業家精神」などがあります。
私は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を学ぶためにイタリアのミラノを選択しました。POLIMI Graduate School of Managementというところで学びます。
(※応募には条件があるため、どのMBA生も無条件にスタディツアーに参加できるわけではありません。行かれる際はその年度ごとに、担当者とご確認ください。)
2. クラスの様子
大学ではさまざまなクラスが設けられていて、企業訪問や市内のマーケットの視察を除いては終日授業が組まれていました。
印象的だったことは、どの教授も大変気さくだったことです。
インタラクティブなディスカッションを交えてクラスが進行されることはもちろんのこと、短時間でプレゼンテーションを作り上げる時には教授も混ざって話し合いました。
また、「イギリスの大学と異なり、これこそイタリアだな~」と感じたことはコーヒーブレイクが頻繁にあることです。エスプレッソマシンでコーヒーをスタッフの方が作ってくれて、軽食まで用意されていました。
コーヒーも軽食もおいしかったわけですが、この時間の意義は雑談だと思います。
教授の一人に日本好きの方がいて、「関ケ原の戦いは~。」みたいなディープな話もしました。イタリアのミラノで、まさかこんな話になるとは思ってもいませんでした。(が、フランクに色々お話できたことは良い体験の1つでした。)
3. 打ち解け合った仲間
大学でのクラスの他に、ワイナリー見学やキャビアの会社への訪問もしました。加えて、ミラノの市街に出かけ、歴史やブランドについて学ぶ機会もありました。
ただ、一番楽しかったのは「MBAの仲間たちとの集い」です。
みんなお酒が強いし、飲む時間も長い、だけど次の日はみんな元気過ぎる…まさに学生のような生活でした。
MBAのクラスメイトとは、今までもたくさん話をしてきましたが、一週間同じホテルに滞在するということは親睦を深めるものだな~と感じました。
色々なことを話しましたが、話題の1つは「卒業後のキャリア」です。イギリスでの就職を目指す人もいれば、ヨーロッパ圏で仕事を探す人もいます。もちろん、母国に帰る人もいます。
そんな中で、MBAに来て考え方が変わったり定まったりすることで、キャリアの選択肢は増えたり確固たるものになったりするのだなと…。
私は、日本で仕事を続けますが、「新しい出会い」「新しい学び」そして「新しい場所や環境」に出会うことは人間を刺激します。
それは、自分が想像もできなかった自分に出会う可能性を高めます。そんなことを回想できる一週間だったように思います。
4. おわりに
いかがでしたでしょうか。
本日は、スタディツアーの内容をお話しました。とても早く過ぎ去ったイタリアでの一週間でしたが、どれも濃密で価値のある時間でした。
実は、イタリアでのスタディツアー終了後も、MBAの仲間たちとイタリアを旅していました。旅先では、素晴らしい景色を見たり、おいしいものを食べたり、卒業旅行として楽しんできました。
そろそろ、留学レポートも終わりに差し掛かりますが、残り数回楽しくお読みいただければと思います。
~留学前にすべきだったこと④~
アカデミックライティングを学んでおくことです。イギリスの大学院では多くのエッセイを作成します。それには厳密なルールがあります。
慣れないとなかなかライティングが思うように進みません。その形式を知り、慣れておくと良いでしょう。
▼過去の記事はこちら!
リーズ大学MBAの留学記スタートします。
寮の様子を公開しています。
「MBAでどのように学ぶのか」を学ぶ:その1
「MBAでどのように学ぶのか」を学ぶ:その2
キャリアを考える①:キャリアをどう考えるか?
キャリアを考える②:今の時代、履歴書はAIでチェックされると思いなさい。
ケーススタディで意識すべきこと①
ケーススタディで意識すべきこと②
意思決定の際に意識したいファスト&スロー
専門家になる必要はないけど知らないといけないアカウンティング&ファイナンス
意思決定の前に知って得する8つの欠陥
PEST分析に加えて大切なEとL!
5F(ファイブフォース)分析+αが現代の主流!?
戦略でも経済学でも、どっちのクラスでも頻発する3つの産業タイプ
8つの観点で異文化マネジメントを考える
異文化マネジメントの4つのキモ
なぜ、私たちは自身を幸せにする意思決定をしないのか?
意思決定をしたのに、なかなかその通りに行動できない私たち
イギリスのリーズという街のビール醸造所へ
大切な意思決定に与える営業の役割とは?①
大切な意思決定に与える営業の役割とは?②
交渉する際のポイント①:BATNAとは何か?
交渉する際のポイント②:BATNAのメリットとその活用
「強み」を活かし合う組織
働きがいとハーツバーグの二要因理論
倫理観と意思決定
ビジネススクールのグループワークは大変だ
グループは、どうワークするのか
国際感覚とは何か?
一学期を振り返って① 大変だったこと編
一学期を振り返って② 一日の生活編
一学期を振り返って③ ポジティブな自身の変化
一学期を振り返って④ MBAで学ぶ意義
一学期を振り返って⑤ 勇気とリーダーシップ
二学期がはじまりました!
オペレーションズマネジメントの概論
オペレーション戦略で意識すべき5つのポイント
ブルウィップ効果とその抑止法
情報マネジメントとは?
デジタル化における3つの柱とは?
デジタル化とセキュリティ
グローバル化と、その歴史
企業のグローバル化と懸念事項
リーダーシップを理解する5つの問い
リーダーシップと組織文化
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戦略的人材マネジメントの2つのアプローチ
グローバルマーケティングとは?
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修士論文との戦いがスタート
スタディツアー ~イタリアのミラノへ~
石井 健博
ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
趣味は、読書・英語学習・ラグビー。5歳息子のパパ。