Future Leadership ② スピードを評価せよ!
こんにちは、石井です。
私は、2017年より株式会社アルヴァスデザインにジョインしたメンバーで、営業・教育コンテンツ開発・講師登壇、そしてマーケティングなど幅広く仕事をしていきました。
現在は、イギリスにあるリーズ大学のビジネススクールのMBAコースに留学しています。留学期間は、2022年9月から約1年間です。
こちらの留学レポートは、不定期に更新し、イギリス現地のMBAコースでの学びや、国際交流などを配信していく予定です。
目次
1. Future Leadership(再掲載)
早いもので、MBA生活の二学期が終了に近づき、各モジュール(科目)も最後の授業が進められています。
その中で、私たちのMBAディレクター(MBAコースの責任者)から最後の授業がありました。テーマは、「Future Leadership」です。
私たちMBA生は、リーズの地に集まり、学び合い、成長することを目的に集いました。
そんな私たちに対して、これからのリーダーシップとリーダーとしての心構えをMBAディレクターが講義してくれました。
2. 世の中は急激に変化している
現代社会において、テクノロジーやAIはもはや流行を通り越して日常化していると言えます。つまり、これらは一過性の流行りではなく、常に私たちのビジネスのそばに存在するものなのです。
そして、注目すべきはテクノロジーやAIの成長スピードです。
あらゆるサービスが至るところでローンチされ、ほんの数日で世界の数億人の方が使用するようになることも珍しくありません。
このように変化の激しい社会ですが、この変化スピードはさらに高まっていくことでしょう。
そんな中で、私たちはどのようにビジネスをしていけば良いのでしょうか。
3. スピードを評価せよ!
MBAディレクターから教えてもらったことの1つに、「スピードを評価せよ!」ということがありました。
この背景には、テクノロジーやAIの変化が急速に起きていることがあります。
このような中で、私たちが生き残っていくためには、それに負けないくらいの「スピード」で進化していく必要があります。
しかし、MBAディレクターからは多くの会社で「スピードを正当に評価していない」「スピードをメンバーに求めていない」という指摘がありました。
確かに、日本の多くの会社では一定の期間において「何がどのくらいできたのか」で評価されることがほとんどであり、「どのくらいのスピードでそれを達成したのか」という基準でメンバーを評価することは稀でしょう。
しかし、変化の激しい時代の評価基準として、「スピード」を明確に求めることが必要な時代になってきているのかもしれません。
4. 協力と競争を生みだせ!
スピード感を持って仕事を進めていくチームを作るために、リーダーがすべきことは何でしょうか。
MBAディレクターからは、下記の言葉をもらいました。
チームの中で、いかに協力し合い、そして競争し合うか、このバランスを取ることが非常に大切となる。
一見シンプルですが、「協力」と「競争」をチームの中で生み出すこと、そしてそのバランスを取ることは難しいですね。
しかし、
- 互いの強みを活かし合うことでチームの仕事を早く進めることができる
- 競争し合うことはモチベーションにつながり、一人ひとりの仕事を早める
ということは事実でしょう。
そして、大切なことは「協力」と「競争」のバランスです。
一方に偏りすぎると、チーム全体の仕事は鈍化してしまう可能性があります。リーダーとして、メンバーの「協力」と「競争」のバランスを取っていくことが、より大切になっていくことでしょう。
5. おわりに
いかがでしたでしょうか。
本日は、変化の激しい現代社会において、私たちが考えるべき事柄をピックアップしてみました。
その1つが「スピード」です。
私たちは、「何をどの程度達成するか」という評価基準に加えて、「どのくらいのスピードで達成したのか」も考えていく必要があるのではないでしょうか。
~留学前にすべきだったこと①~
クレジットカードやデビットカード、もし留学先でも必要であれば銀行口座を開設する準備をしておくと良いと思います。
特に、友達同士でお金を送金し合えるように準備をしておくと良いでしょう。
▼過去の記事はこちら!
リーズ大学MBAの留学記スタートします。
寮の様子を公開しています。
「MBAでどのように学ぶのか」を学ぶ:その1
「MBAでどのように学ぶのか」を学ぶ:その2
キャリアを考える①:キャリアをどう考えるか?
キャリアを考える②:今の時代、履歴書はAIでチェックされると思いなさい。
ケーススタディで意識すべきこと①
ケーススタディで意識すべきこと②
意思決定の際に意識したいファスト&スロー
専門家になる必要はないけど知らないといけないアカウンティング&ファイナンス
意思決定の前に知って得する8つの欠陥
PEST分析に加えて大切なEとL!
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異文化マネジメントの4つのキモ
なぜ、私たちは自身を幸せにする意思決定をしないのか?
意思決定をしたのに、なかなかその通りに行動できない私たち
イギリスのリーズという街のビール醸造所へ
大切な意思決定に与える営業の役割とは?①
大切な意思決定に与える営業の役割とは?②
交渉する際のポイント①:BATNAとは何か?
交渉する際のポイント②:BATNAのメリットとその活用
「強み」を活かし合う組織
働きがいとハーツバーグの二要因理論
倫理観と意思決定
ビジネススクールのグループワークは大変だ
グループは、どうワークするのか
国際感覚とは何か?
一学期を振り返って① 大変だったこと編
一学期を振り返って② 一日の生活編
一学期を振り返って③ ポジティブな自身の変化
一学期を振り返って④ MBAで学ぶ意義
一学期を振り返って⑤ 勇気とリーダーシップ
二学期がはじまりました!
オペレーションズマネジメントの概論
オペレーション戦略で意識すべき5つのポイント
ブルウィップ効果とその抑止法
情報マネジメントとは?
デジタル化における3つの柱とは?
デジタル化とセキュリティ
グローバル化と、その歴史
企業のグローバル化と懸念事項
リーダーシップを理解する5つの問い
リーダーシップと組織文化
ビッグデータを5つの観点で考える!
ビッグデータを4つのカテゴリーで分析する!
戦略的人材マネジメントのイントロダクション
戦略的人材マネジメントの2つのアプローチ
グローバルマーケティングとは?
リーダーに求められる倫理観
倫理観のある説得方法とは?
3つの経済モデルと環境
Future Leadership ① 一握りのWinにこだわりを持て!
石井 健博
ブランドマネージャーとして、マーケティングを担当。
営業・リベラルアーツ・マネジメントなどのコラムを発信中。
趣味は、読書・英語学習・ラグビー。5歳息子のパパ。